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T教授の「戦略的衝動買い」 第369回

“自分史上”最軽量を実現したモバイル「キーボードPC」を衝動買い!

2016年03月03日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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Windowsの画面がはみ出す……
この解決法はテレビにあった!

導入作業が進み、再起動を繰り返しているうちにWindows 10の起動画面が登場。あらかじめ設定していたパスワードを入力すればすぐに使用できる状態となる。しかし、筆者宅のビエラはどうも上下左右の隅にあるアイコンや文字が画面から切れているように感じる

導入作業が進み、再起動を繰り返しているうちにWindows 10の起動画面が登場。あらかじめ設定していたパスワードを入力すればすぐに使用できる状態となる。しかし、筆者宅のビエラはどうも上下左右の隅にあるアイコンや文字が画面から切れているように感じる

ごみ箱アイコンは少し上に行きすぎている感じがする

ごみ箱アイコンは少し上に行きすぎている感じがする

タスクバー上のアプリケーションアイコンも下方向に下がり過ぎて画面から3分の1ほどが消えている。これは何か変だ

タスクバー上のアプリケーションアイコンも下方向に下がり過ぎて画面から3分の1ほどが消えている。これは何か変だ

 ところが、起動後に気がついたのだが、筆者宅のビエラでは、どうもWindows 10デスクトップ上のゴミ箱やタスクバー上に表示されたアイコンや、仮名漢字変換ステータス、時刻表示などが画面から溢れるように3分の1近くがディスプレーの表示域より上下左右の外側に出てしまい上手く表示されない。

 以前、スティックPCをVIERAに接続した時と同じ兆候だ。普段テレビ放送やDVD、AmazonプライムVIDEOを観ている時には一切気にならなかったのだが、Windows 10のデスクトップを表示した途端、やけに気になってしまう。

 それでも何とか操作できないわけではないが、見るからに気持ちが悪い。デジタル時代のHDTVの時代になってもこういうことはあるようだ。

 ネットで解決方法を友人に聞いたところ、テレビには必ず“補正できる設定メニュー”があるはずだということだった。そこでいろいろVIERAの設定メニューを探してみたところ「画面の設定」の中に「HD表示領域」というそれらしいメニューを発見。

ビエラの設定をあちこち探している内に、画面の設定の中の「HDTV表示領域」という項目を発見。「フルサイズ」にしたら問題は解決した。出荷時の設定が「標準」というのになっている理由は定かではないが、同じ時期のビエラの方は注意されたし

ビエラの設定をあちこち探している内に、画面の設定の中の「HDTV表示領域」という項目を発見。「フルサイズ」にしたら問題は解決した。出荷時の設定が「標準」というのになっている理由は定かではないが、同じ時期のビエラの方は注意されたし

HDTV側の設定変更でWindowsの隅から隅まで、完全に物理的なスクリーンに収まってくれた

HDTV側の設定変更でWindowsの隅から隅まで、完全に物理的なスクリーンに収まってくれた

今まで文字やアイコンの下3分の1ほどが表示外になっていたが正しく表示されるようになった

今まで文字やアイコンの下3分の1ほどが表示外になっていたが正しく表示されるようになった

 出荷時のデフォルト設定の「標準」から「フルサイズ」に変更したところ、一気に解決してWindows 10デスクトップの表示は端から端まですっきりとスクリーン内に収まるようになった。

ホテルで使うこと前提なら超軽量モバイルPCとして便利

内部のディスクと追加したmicroSDXCカードの両方で約80GBのストレージを確保できた

内部のディスクと追加したmicroSDXCカードの両方で約80GBのストレージを確保できた

 まだ何も固有のアプリケーションを導入していない段階だが、本体のストレージの空き容量は約20GB、外部のSDXCカードは60GBの空きがある状態だ。これならクラウドサービスを上手に併用して、かなりのデータを実際にキーボードPC内のストレージに入れて持ち歩いても、ビジネス出張のホテル部屋専用超軽量モバイルPCとしては合格点だろう。

キーボードPCだけの出張キットを考えてみたら、PC本体+ACアダプター+HDMIケーブル+モバイルルーターの計571gで実現することが判明

キーボードPCだけの出張キットを考えてみたら、PC本体+ACアダプター+HDMIケーブル+モバイルルーターの計571gで実現することが判明

 モバイル活用の前提コンビネーションの一例として、キーボードPC本体+付属ACアダプター+HDMIケーブル+NEC Atermモバイルルーターの組み合わせなら、携帯総重量は571gとなった。

最近は簡単に入手可能な極めてスリムで短いHDMIケーブルを買ってみた(左上)

最近は簡単に入手可能な極めてスリムで短いHDMIケーブルを買ってみた(左上)

実際には、HDTVのある出張先のホテルの部屋でのみ使う前提なので、モバイルルーターをやめて「ちびファイ3」(トラベル無線ルーター)とスリムHDMIケーブルに代えたことで、なんと携帯総重量459gの軽量化に成功した

実際には、HDTVのある出張先のホテルの部屋でのみ使う前提なので、モバイルルーターをやめて「ちびファイ3」(トラベル無線ルーター)とスリムHDMIケーブルに代えたことで、なんと携帯総重量459gという軽量化に成功した

 これでも十分軽いが、どのみちHDMI接続の可能なHDTVがなければ使えない出張専用モバイルPCなので、それなら使用先を出張先のホテルの部屋に限定することによって、モバイルルーターではなく、より小型軽量の「ちびファイ」(トラベル無線ルーター)と、スリムなHDMIケーブルに交換することで459gまでダイエットできた。

これからは必ずHDTVが部屋に備わったホテルを出張の宿に選ぶことで、たった459gのウルトラ軽量のモバイルPCを活用できることになった

これからは必ずHDTVが部屋に備わったホテルを出張の宿に選ぶことで、たった459gのウルトラ軽量のモバイルPCを活用できることになった

 これはもう筆者のモバイルライフで、もっとも軽量なWindowsモバイル環境の実現だ。

 あいにく出張先ホテルのテレビが、HDMIインターフェースのないクラシックなテレビだったりしたら、速攻で即日配送を依頼すれば、ほぼ日本中どこにいても翌日にはHDTVはゲットできそうだ(^_^;)

 そして翌日、使用済みのHDTVは理由を付けて返品すればいい……なんてことは絶対にやってはならない。

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム:キーボードPC(ブラック)

価格:アマゾンにて2万1384円で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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