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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第13回

赤や青はいつ使う? 軍用ライトの一味違った設計を解説

2016年02月14日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

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赤は暗視用、青はケガの確認のために装備

 メインの白色ライトは「C4 LED」というストリームライト独自のLEDで、通常の高輝度LEDより明るくて強力。でも、LEDが1つしかないので絶対的な明るさは多灯式に比べると劣ります。遠くをビカビカに明るく照らすという用途ではなく、手元や足下を照らすのに向いています。

全モデル共通の白色ライト。55ルーメンとのことで、最強にするとかなり眩しいです

 赤いLEDは暗視装置用。暗視装置は光を増幅するため普通のライトでは明るすぎてしまうので、ぼんやりとした赤色LEDで照らすぐらいで十分なのです。また暗闇で白色ライトを使うと、消したあと一時的になにも見えない状態になってしまうので、車内で地図を確認するときなども赤が便利。ハンヴィーはカーナビのような豪華装備がないので、ハンヴィー乗りとしてはかなりうれしいライトなのです。

赤色は暗視装置用。暗いところで使っても眩惑されないというのもポイントです

 青はケガや出血の確認用。血液に青い光を当てると黒く見えるので、ちょっとしたケガでも出血の様子がすぐわかります。子どものころに理科の授業で、懐中電灯に青いセロファンをつけてリンゴを照らすと黒く見えるという実験をやったのを思い出しました。赤い物は赤の波長を反射するので、光源に赤が含まれていないと反射する光がなくて黒く見えるというやつです。また、物の輪郭が割とはっきり見えるので、普通の照明としても使えます。

出血がわかりやすい青色。物の輪郭もハッキリ見えるようになります

 赤外線は英語でinfrared。ダイヤルにあるIRはinfraredの略です。ご存知のとおり赤外線は目に見えません。ではなぜそんなものがライトになっているのかというと、これも赤と同様に暗視装置用なのです。暗視装置は可視光だけでなく赤外線もキャッチできます。そのため、赤外線ライトを照射するとそこが明るく見えるのです。ただ、これもそれほど明るいわけではないので、どちらかというと、暗視装置を付けた仲間に自分の位置を知らせるためのマーカーとして使う感じだと思います。

赤外線は肉眼では不可視です。これでオンになった状態だったりします

 ちなみに、軍用にはありませんが、アウトドア用にある緑は野生動物を警戒させにくいため採用されているそうです。

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