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マイクロソフト・トゥディ 第177回

3億5000万円の寄付も! 地域密着で展開するマイクロソフトストア

2016年01月22日 10時00分更新

文● 大河原克行、編集●ハイサイ比嘉

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5番街に開店した、マイクロソフトストアのニューヨーク店

 マイクロソフトが、2015年10月26日に、米ニューヨークの5番街にマイクロソフトストアをオープンしてから約3カ月が経過した。フラッグシップショップと位置づけられるこの店舗は、同じく5番街に出店しているアップルストアから5ブロック離れた場所。かつては、ファッションブランドのFENDIが出店していた場所でもある。ユニクロの5番街の店舗からもすぐの位置だ。このほど、実際に店舗に訪れる機会を得たので、その様子をレポートしよう。

5番街の53丁目のすぐ近くだ。交差点の奥にマイクロソフトストアが見える

こちらは同じ5番街にあるアップルストア。ガラスを大きなものに張り替え継ぎ目を少なくした

5番街の近くにあるソニーストア。まもなく移転する予定だ

ユニクロの店舗のすぐ近くにある

全世界ですでに110店舗以上を展開、
旗艦店としてオープンしたニューヨーク店

 マイクロソフトストアは、マイクロソフトの直営店舗として、2009年10月、米アリゾナ州スコッツデールに第1号店を出店して以来、これまでに米国、カナダ、プエルトリコ、オーストラリアに出店。全世界で110店舗以上を展開している。

 その旗艦店となるのが、2015年10月に5番街にオープンしたニューヨーク店だ。大きなガラスキューブが特徴的なアップルストアの5番街の店舗からも、10分かからずに到達できる。

 マイクロソフトストアはもともとニューヨークへの出店が期待されており、5番街で最も人気が高いエリアで展開することで、ニューヨーク市民だけでなく、ニューヨークを訪れた観光客に対しても、マイクロソフト製品およびWindowsを搭載した各種製品を直接触れられる場となっている。

 2015年10月のオープン時には、大々的なオープンセレモニーを開催。ロックフェラーセンターで記念コンサートも開かれ、同店を訪れた1000人が参加できたという。

2015年10月のオープン時には、大々的なオープンセレモニーを開催

オープンセレモニーの一幕

 さらに、ニューヨーク店の出店にあわせて、ニューヨーク市内の5つの行政区を代表する14の非営利団体に、300万ドル(約3億5000万円)以上の技術助成金を提供することも発表し、地域密着型の店舗であることも示してみせた。

 マイクロソフトストア出店の際には、今回の助成金のように地域密着型の施策が展開されていることが多く、旗艦店となるニューヨーク店舗でも規模を拡大する形で同様の施策を実施したことになる。

マイクロソフトストアの中でも最大規模

 5階建ての建物の1階~3階までを売り場としており、2万2369平方フィートの面積は、マイクロソフトストアの中でも最大規模を誇る。

5番街に面した5階建ての建物の3階までを店舗に使用。「Culture Wall」が人の目を楽しませる

 店舗を入った途端に目に入るのが、1階から2階にかけて設置されたビデオウォールだ。ハイビジョン映像で表示が可能なこのビデオウォールは、1階レジの背面に設置され、ビデオや情報をストリーミングしながら、来店者に様々な情報を提供する。

店を入るとまずはディスプレイが迎える

マイクロソフトストアの店内の様子

1階と2階がマイクロソフトストア。3階がデルの専門フロアになっている

店舗奥のビデオウォールは圧巻。この後ろには階段とエレベーターがある

エレベーターは透明部分もあるが外は階段が見えるだけだ

壁の両側にはデジタルサイネージで最新製品を次々と紹介

 1階には、マイクロソフトブランドのWindows搭載PCや、デルやHP、ASUS、VAIOといったサードパーティ製品も展示。日本では2月4日発売の「Surface Book」をはじめ、Windowsスマートフォン「Lumia」(日本未発売)、ウェアラブルデバイス「Microsoft Band」(日本未発売)などが置かれていた。

日本でもまもなく発売される「Surface Book」は目玉展示のひとつだ

こちらは「Surface Pro」シリーズのコーナー

日本では未発売の「Microsoft Band」も展示

マイクロソフトブランドのスマホ「Lumia」の展示コーナー

マイクロソフトブランド以外のWindows搭載PCも展示している

デルやHPによるゲーミングPCのコーナーもある

米国で販売を開始した「VAIO Z Canvas」(しかし、メーカー名がVAIOではなく、SONYと間違えている)

シグネチャーエディションと呼ぶ、メーカーアプリが入っていない製品も用意

入口横にはXboxを体感できるコーナーも

「Surface Hub」は、55型と84型をそれぞれ展示している

 2階にはコミュニティシアターシアターを設置し、マイクロソフトストアとしては最大規模のタッチ対応ディスプレーを用意。ここではセミナーも開催されるほか、ストアイベントも随時開催されることになる。さらに、設置されたカウンターは、「Answer Desk」として、スタッフが1対1で対応してくれるコーナーとなっている。操作上でわからないことがあったり、「Windows搭載PCの動きが遅くなった」「ウイルスに感染した」、あるいは「Windows 10にアップグレードしたいがやり方がわからない」といった場合にも、ここで対応してもらうことが可能だ。もちろん、Windows搭載デバイスであれば購入場所を問わずに対応してくれる。無償でのサポート内容も多い。

2階に続く階段

吹き抜けとなっており、2階から1階の様子を見ることもできる

2階の目玉のひとつであるシアター。ここでセミナーも行なわれる

Answer Deskは1対1でスタッフが対応してくれる

2階にはXboxのコーナーもある

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