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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第9回

持つとずっしり重い

ガルパンに魅せられてドイツ軍用ヘッドフォンマイクを買った!

2016年01月15日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

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マイクは咽喉式

 マイクは咽喉式マイクとかスロートマイクと呼ばれる、のどの振動を拾うタイプ。普通のマイクと違って空気の振動を拾わないので、戦車の騒音の中でも使うことができます。軍用のほか、工事現場や工場などの騒音環境下などでよく使われていますが、このころからあったんですね。

マイクは首にひっかけるようにして使用します。なにかマーキングがあるのですが残念ながら読み取れませんでした

 ガルパンの劇中では、みほがしゃべるときに指でセンサー部を首に押し付ける仕草をします。このセンサー部はネジ止めされていて簡単に交換が可能。外してみると中はとても綺麗でした。

センサーが入っている部分はベークライト製。ベルトはヘッドフォンと同様に鉄に革を被せてあります

センサーの表面は繊維状に見えますが、素材の種類はわかりませんでした

センサーの裏側には「44」の文字が。1944年製と思われます

 話すときは途中に付いているボタンを押します。押しっぱなしの状態でロックすることも可能です。

左のボタンを押し込むと話せます。正面のスイッチはロック用

裏には服に取り付けるためのクリップが。クリップ内側にはギザギザのゴムが貼られていて、思ったより手間とお金がかけられています

 コードの途中に「kmf.b」と書かれたプレートが付いていました。「Kehlkopfmikrofon modell b」の略で、スロートマイクB型という意味のようです。B型は最もポピュラーというかほとんどがB型らしいです。

コードの途中に型番を示す「kmf.b」の文字

バナナプラグっぽい端子

 ヘッドフォンの端子は2つ、マイクは3つあります。マイクは回路切替のコントロールのため1端子多いのだとか。いずれも現代のバナナプラグっぽい端子です。ていうかバナナプラグそのものなのかも。

バナナプラグっぽいプラグ部分。バナナプラグは、電圧や電流を計るテスターのテスター棒によく使われています

 コードは茶色なのですが、光を当てるとオレンジっぽくも見えます。元はオレンジだったのかなー? 被覆は布っぽくて、コタツのコードみたいです。

明るいところではオレンジっぽいコード

 いつものとおりなにに使えるわけでもありませんが、結構気に入っているアイテムです。撮影のために100円ショップで発泡スチロールのヘッドを買ったので、これからは装着した状態で飾ってあげようと思います。パンツァー・フォー!

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