前回、家にあったフライトヘルメットをレストアしてみました。今回は続きです。
ベトナム戦争のころのマスクです
予告どおり、今回はフライトヘルメット用の酸素マスクです。ウチにあるフライトヘルメットはブームマイクがついた物。口のところにマイクが来るので、よく戦闘機パイロットの写真で見るような、口元を覆っている酸素マスクが付きません。
マイクが付いたヘルメットは、比較的低空を飛ぶヘリコプターなど、酸素マスクが必要ない機体で使われます。でもフライトヘルメットを飾るには、やっぱり酸素マスクが欲しいところ。というわけで前回はマイクを外し、マスク装着に備えてありました。そして肝心の酸素マスクをいつものとおりサクッと購入。
酸素マスクにも型番がいろいろとあって、ワタシが買ったのはMBU-5/Pというタイプです。ベトナム戦争のころに制式化された古いタイプで、1960~70年代に広く使われていました。購入したのは当時の物ではなく、割と最近製造された物です。新品と書かれていましたが、届いてみたら袋に入った完全な新品でした。
第2次世界大戦時に使われていた酸素マスクはA-13Aというタイプでした。それがベトナム戦争のころにはMS22001というマスクになり、MBU-3/P、MBU-5/P、MBU-12/Pと改良されていきます。MBU-5/Pもベトナム戦争のころに出てきたもので、空軍用らしいのですが前述の通り一部海軍で使われていたとのこと。空軍と海軍では別のマスクを使っていて、1980年代あたりには空軍ではMBU-12/P、海軍ではMBU-14/Pとなったそうです。
ウチのヘルメットはHGU-33/Pというモデルで、調べてみると、それに合うのはMS22001やMBU-14/P、15、16、17というマスクでした。映画『トップガン』で使われていたのはMBU-14/Pだったようなのでそれが欲しかったのですが、結構お高かったので泣く泣く断念。1970年代の海軍ではMBU-5/Pも使われていたとあったので、それにしてみました。
この連載の記事
-
第346回
デジタル
ハンヴィーのシート交換で若干のトラブルが! -
第345回
デジタル
未使用新品&中古美品のハンヴィー用シートをまとめ買い! -
第344回
デジタル
Beatsのヘッドホンが手放せなくなりました -
第343回
デジタル
そっぽを向いていたハンヴィーのタイヤが直りました! -
第342回
デジタル
米軍車両ハンヴィーのタイヤがとんでもないことになった話 -
第341回
ゲーム・ホビー
米軍払い下げの南京錠、何個買えば気が済むのか -
第340回
自動車
米軍車両ハンヴィー、車両維持費だけでなく修理費や改造費もかかっています -
第339回
自動車
米軍車両ハンヴィーの気になる車両維持費、燃料代を除けば月1.5万円です -
第338回
ゲーム・ホビー
アレルギー検査を受けてみたら、まさかの猫アレルギーが発覚! -
第337回
Apple
古いApple IDをMacとiPhoneから一掃して、Apple Watchの初期設定がついに完了! -
第336回
Apple
Apple Watchの設定で古いApple IDが表示される問題を解決 - この連載の一覧へ