趣味の工作としておもしろいガジェットもできる
話題の「Windows 10 IoT」とは?
2015年12月09日 09時00分更新
Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
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話題の「Windows 10 IoT」って、なに?
最近、Windows 10 IoTが話題にのぼることが多くなっている。わかりにくいのだが、Proエディションのように、IoTエディションがあるわけではない。IoTは「Internet of Things」の略で、モノのインターネットと呼ばれる。従来はWindows Embeddedとして提供されてきた、組み込み用のOSだ。例えば、ATMやデジタルサイネージ、POS端末などに搭載されている。マイクロソフトは、これらにもWindows 10を載せてしまおうと頑張っているのだ。
Windows 10 IoTにもエディションがある。ATMなどに使われる「Enterprise」エディション、モバイルPOSなど業務用のモバイル端末に搭載される「Mobile Enterprise」エディション、デジタルサイネージなどの小型デバイスに載せされる「Core/Core Pro」エディションの3種類が用意されている。最近では、フライトコントローラーに、Windows 10 IoT Coreをインストールしたドローンがニュースに取り上げられていた。
「真似したくなるPC活用術」 第199回 Raspberry PiにWindows 10 IoT Coreをインストールする技」で紹介したように、手のひらサイズのコンピュータにインストールすることもできる。ただし、Windowsとはいえ、デスクトップが表示されるわけではなく、動作するアプリを直接インストールする必要がある。一般ユーザーが使うものではないが、趣味の工作としてはおもしろいガジェットと言える。
ちなみに、Windows 10 IoT Coreはマイクロソフトのサイトから無料でダウンロードできる。
これでズバッと解決!
Windows 10 IoTとは組み込み用のOS。個人でも購入できるワンボードコンピュータにインストールでき、マイクロソフトのサイトから無料でダウンロードできる
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