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スモールビジネスのセキュリティ対策はSKYSEAクラウド版で始めよう 第2回

プロの情シスが「SKYSEA Client View M1 Cloud Edition」を試す

1人情シスのみなさんに代わって、AmazonでSKYSEAを買ってみました

2025年02月19日 00時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII 写真●曽根田元

提供: Sky

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 スモールビジネスでも重要になってきた情報漏えい対策や資産管理。始めるならクライアント運用管理ソフトウェアの代表格SKYSEA Client Viewであろう。製品の魅力をお伝えした前回に引き続き、今回はスモールビジネスでも使いやすい「SKYSEA Client View M1 Cloud Edition」をプロの情シスに試してもらった。まずは試用者の紹介と導入までの顛末だ。

成田デンタル 幕張本社 シニアコーディネーター 澤一成さん

歯科医院と歯科技工士をつなぐ成田デンタル 情シス3人に試用を依頼

 今回スモールビジネスの1人情シスに代わって、SKYSEA Client View M1 Cloud Editionの試用をお願いしたのは、千葉県の成田と幕張に本社をかまえる成田デンタルのシステム課の3人。営業部門で利用するPCのトラブル対応やキッティングを担当している澤一成さんを中心に、製造部門のPCやシステム管理、基幹システムの運用を支援するスペースプランの佐藤孝一さん、元システム課所属で今はデジタル推進室 室長として全社のDXを主導している吉原大騎さんも手伝ってくれた。まずは成田デンタルのビジネス、システム課が抱える端末管理やセキュリティの問題について聞いた。

 成田デンタルは歯科医院と歯科技工所を取り持つ営業商社。歯医者で作った歯形模型を同社のルート営業が回収し、提携する歯科技工所に送り、模型から作ったかぶせ物(クラウン)や詰め物(インレー)、入れ歯、差し歯などが完成したら、元の歯医者に納品する。「もともと歯科技工士さんは製造と販売を一手に担っていました。自ら歯科医院に足を運んでオーダーを受けつつ、自ら製造していたんです。われわれは製造と販売のうち、販売の部分を受け持ち、製造する歯科技工所をネットワーク化して抱えています」と吉原さんは説明してくれた。

成田デンタル デジタル推進室 室長 吉原大騎さん

 その他、成田デンタルでは自由診療向けの入れ歯や差し歯の提案、販促ツールの提供、歯科医院向けのセミナー開催なども手がけているほか、オリジナルの義歯・マウスピース清浄剤、スポーツを楽しむすべての人向けのマウスガード「VIA」など自社製品も製造・販売している。今回はスモールビジネスの1人情シスの代わりに「プロの情シスの目利き」という観点でレビューしていただいた。

Amazonでごく普通に買える 購入後はメールに従って

 イントロの記事でも書いたが、SKYSEA Client View M1 Cloud EditionはAmazonから購入できるので、今回はそこからお願いした(関連記事:1人情シスでもSKYSEA! Amazonで購入できるし、これなら使えそう)。また、5時間分のサポートも付いてくるので、編集部からの事前情報の提供やサポートも極力なし。困ったらSkyさんに直接問い合わせてもらうことにした。プロの情シスなので大丈夫だろうということで、ほぼ1週間近く放置。その後、連絡してみると、2台版を購入し、すでに運用までできているという。さすがである。

 まずは購入だが、これに関しては「いつものAmazonと同じ購入方法なので、簡単でした」と澤さんはコメント。購入すると、シリアルコードと利用開始ボタンがAmazonから案内され、そのシリアルコードの使い方やアカウントの作成案内はSkyからメールが来る。値段的にも、購入において稟議や申請のハードルが高いわけでもないという。

 あとはSkyからの案内メールに従って、アカウントを作成していけばよいのだが、登録後からライセンス付与までは営業日で4日かかる。「やりとりがどんどん進んでテンション上がったところだったので、致し方ないとはいえ、4日間はちょっと悲しかったです(笑)」と澤さんは振り返る。とはいえ、4日後の金曜日にSkyから登録完了の連絡が来たので、あとは用意されたマニュアルに従ってアカウントを作成。クラウド側の管理コンソールに無事ログインできたという。

アカウント情報を入力すれば、管理コンソールにログインできる

「インストーラーを作る」はちょっと迷うが、マニュアル読めば問題なし

 次は管理対象のPCにクライアントソフトをインストールするのだが、ここで耳慣れないのが「インストーラーを作成する」という概念だ。SKYSEAでは管理者が管理コンソールにログインし、SKYSEA端末機のインストーラーを作成する必要があるのだ。「初めての人は、一瞬とまどうかもしれません」と澤さん。ただ、基本的にはマニュアルを読めば問題なく進められるという。

管理コンソールからインストーラーを作成する

 インストーラーを作ったら、管理対象のPCにメールやファイル共有でコピーし、実行する。佐藤さんは、「インストールは10分程度かかったので、わりと長め。プログレスバーが表示されないため、進捗は把握しにくいですね」とコメント。ただ、終了後はきちんとステータスも出る。「結局、終わったかどうかがわかればいいので、M1は親切設計だと思います」と吉原さんは指摘する。

 このようにSKYSEA Client Viewの管理コンソールのアカウントを作成し、管理対象のPCにクライアントソフトをインストールしてしまえば、準備は完了。正常に動いていれば、クライアントソフト側で設定を行なわなくとも、管理コンソールにデータが送信され始めるはずだ。次回は管理コンソールの使い勝手、運用のためのヒント、そして成田デンタルから見たSKYSEA Client View M1 Cloud Editionの印象や感想をお伝えする。

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