全録した番組は通常のBDレコと同じように
過去番組表から選択できる
設定が完了すれば全録が開始され、番組が蓄積されていく。全録した番組を見るための方法には2つあり、1つが「過去番組表」と呼ばれるもので選択する方式。これは番組表形式で録画済みの番組リストを表示するもので、操作も番組表とほぼ同じでわかりやすい。
パナソニックは「チャンネル録画一覧」という名称で、ジャンル別の色分け表示なども通常の番組表とほぼ同様だ。見たい番組の再生はもちろん、選んだ番組のシーン一覧(もくじ機能)も利用できる。
通常録画領域への保存などもワンボタンで行なえるなど、使い勝手がいい。ちなみに、パナソニックの場合は全録した番組もオートチャプター分割されており、CMスキップなどが可能で使い勝手がいい。
東芝も過去番組表での表示という点ではほぼ同様。番組を選択すると詳細情報が表示され、視聴または保存が選択できる。
東芝の過去番組表にはユニークな機能が2つある。ひとつは新機能の「ビジュアル過去番組表」で、録画した番組のサムネイルを表示するもの。番組内容を確認しやすく、番組表というよりもテレビ誌を読んでいるような感覚だ。
ビジュアル過去番組表の場合、1画面に3チャンネル×2時間の表示となるので一覧性に乏しい。しかし、通常の(サムネイルのない)過去番組表にも切り替え可能で、その場合は最大9チャンネル×8時間表示が可能だ。
DBR-T670は最大3チャンネルしか全録できないのに、9チャンネル表示は不要だと思う人もいるだろう。ところが、東芝には本機のほかもう一台の全録レコーダーと連携できる「タイムシフトリンク」機能がある。
例えば、旧モデルのレグザサーバー(DBR-M590/M490/M190/M180/T560/T550/T460/T450、D-M470/M430)、またはタイムシフトマシン機能を搭載した液晶テレビ「レグザ」(Z20X/Z10X/Z9X/Z8X/Z8/Z7)を所有している人ならば、タイムシフトリンクを使うことで、DBR-T670と旧モデルの過去番組表をまとめて一覧表示できるのだ。
DBR-T670は全録モデルといっても3チャンネル録画では中途半端と感じている人は多かっただろうが、このタイムシフトリンクによって買い増しで全録できるチャンネル数を増やせることが真の特徴なのだ。
しかも、操作性も最新鋭となるので、動作がもっさりとしていた初期のレグザサーバーの番組もかなり快適に視聴できる。レグザサーバーとして、他社よりも早く全録機能を実現してきた東芝だけに、これまでのレコーダーを有効活用できる機能が充実しているのだ。
(次ページに続く、「過去番組表よりも使いやすい!? 独自の番組おすすめ機能」)
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