過去番組表よりも使いやすい!?
独自の番組おすすめ機能
過去番組表は初めての人には使いやすく便利な機能なのだが、蓄積した番組が1週間を超えると、いちいち番組表をスクロールして目当ての番組を探すのが面倒になる。そこで欠かせないのが、多彩な切り口で番組を紹介するおすすめ機能だ。
パナソニックは視聴中にサイドメニューから、よく似た番組やランキングを確認できる。サイドバー機能自体は今秋のスタンダードモデルでも採用されているが、全録レコーダーでは番組の検索性などが強化されたものになっていてより使いやすい。
例えば、新着番組では録画した番組一覧だけでなく、よく見る番組(すべて/ジャンル別)やおすすめ番組、ランキング、話題のニュース、ジャンル別表示とさまざまな切り口が用意されている。一覧のリストも視聴を継続したまま確認できるので、実に使いやすい。
また、チャンネルを切り替えながら面白そうな番組を探すザッピングも、全録した番組で行なうなことが可能。
過去の番組でも隣のチャンネルに切り替えたり、その前の番組、その後の番組へと自由に移動できる。全録レコーダーならではの視聴スタイルで、特に見たい番組がない場合などは案外重宝する。このあたりの機能は実に使いやすくできていて、初めて全録レコーダーを使う人も親しみやすいだろう。
東芝は「ざんまいプレイ」機能がある。視聴中に呼び出すと番組が縮小されて、リスト表示との同時表示となる。上部にあるアイコンを選ぶとそれぞれのリストが表示される仕組みだ。
ジャンル別の表示のほか、おすすめの番組やネットで話題のワードに該当する番組を表示するなど、こちらもさまざまな切り口が用意されている。
大きなポイントは、最新のDBR-T670では自身が全録した蓄積番組だけでなく、タイムシフトリンクで連携したレグザサーバーの蓄積番組の情報も取得し、視聴履歴などに基づいた番組のおすすめをしてくれること。
これにより、2台のレグザサーバーでの番組探しが極めて快適になった。特に「ざんまいプレイ」が非搭載の初期レグザサーバーを使っている人ならば、その便利さに感激するはずだ。
東芝も初心者にとって使いやすくできているが、それ以上にタイムシフトリンク機能による全録機能の強化が大きな魅力と感じる。これまでもレグザサーバーを使っている人ならば最新の機能が追加されるようなもので、レグザサーバーがアップグレードしたような感覚で使える。
また、9チャンネルでは足りない! 18チャンネル(9ch全録機×2台)ぐらい録画したいんだ! という、ヘビーな録画好きの人は東芝を選ぼう。
(次ページに続く、「レグザサーバー歴4年のユーザーが答える 全録に関する5つのギモン」)
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