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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第435回

「THETA S」で見た、15年通ってる川原の屋根上猫の姿

2015年12月04日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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全天球カメラで見た、屋根の上のスゴイ光景!

 私が顔を出さないうちに屋根の上が流行りはじめたのか、別の猫も屋根から顔をひょこり(前ページ冒頭写真)。

 もうこの辺はモニターがチルトしてハイアングル撮影も可能なカメラの真骨頂。モニターを手前に傾けて、腕を高く伸ばして、屋根の上の猫を猫目線で撮るという、背伸びして猫に近づけ状態である。

 でもそれ以上高くは伸ばせない。

 いったいこの屋根の上はどうなってるんだろう。

 トタンで無造作に組まれたとこしか見えない。

 気になったら「THETA S」の出番である。

 リコーの全天球撮れるカメラ、THETA Sを一脚につけ、ぐんと高く伸ばして、屋根の上にいる猫にぐぐっと近づいてみた。

 そしたら屋根の上にこんな世界が!

極めつけはこれ。まさか屋根の上がこんな広いとは。さっき姿を消したと思った白猫が奥にいたとは。普段とは違う視点で見るって実に面白いということをTHETAで遊んでると知らされるのであった(2015年11月 リコー THETA S)

極めつけはこれ。まさか屋根の上がこんな広いとは。さっき姿を消したと思った白猫が奥にいたとは。普段とは違う視点で見るって実に面白いということをTHETAで遊んでると知らされるのであった(2015年11月 リコー THETA S)

 THETA Sをぐぐっと屋根の上に伸ばすと、「なんかあやしいのがきたぞ」って感じで見つめてくれたので、そのスキに撮影し、あとから切り取ったもの。

 なんと屋根の上は思ったより広々としてて、猫が3匹もいるではないか。知られざる猫の世界を垣間見た感じ。

 ちなみに手前にいた2匹、やたら仲がよくて、黒い猫が白黒の猫にいつもくっついてる。

 いつも猫の世話にきているとおぼしき人に「あの二匹、仲がいいですね」と話を振ってみると「あれ、親子だよ」と教えてくれた。黒い方が子猫である。

 言われてみると確かに少し小柄でまだ若い。

仲良しの親子。子供の方が親を追いかけてくっついてるんだけれども、いつも一緒にいたのであった(2015年11月 オリンパス Stylus 1s)

仲良しの親子。子供の方が親を追いかけてくっついてるんだけれども、いつも一緒にいたのであった(2015年11月 オリンパス Stylus 1s)

 このあたり、最近河川敷の工事がはじまったので猫たちはどうしてるかと気になっていたのだが、猫世話人がいっぱいいるようで、元気そうでなによりでした。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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