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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第11回

オーストラリアの本当においしいミートパイを堪能

ミスドのダスキン、新事業はパイ!! 「パイフェイス」日本上陸

2015年10月10日 17時00分更新

文● ナベコ

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あんこをつかった和の素材のスイーツも

 スイーツ系は、『りんごパイ』、『ラムレーズンバター』、『抹茶丹波黒豆』、『ストロベリーチーズ』、『チョコ&チョコレート』、『カスタード』、『あんバター』の7種類。価格は240円~280円。

『りんごパイ』

『抹茶丹波黒豆』

 『抹茶丹波黒豆』、『あんバター』など、和の素材を使ったパイもあります。

 ガーランシェフがいうには、「特に際立って素晴らしいのは、りんごパイとラムレーズンバター」。
 『りんごパイ』はクリームとリンゴの甘さのバランスが素晴らしく、『ラムレーズンバター』はラム酒に浸したレーズンがバタークリームとぴったりと合っているということです。

 私も食べてみたところ、どちらも優しい甘さ。コーヒーと一緒にブレイクタイムに食べたくなる、上質なおいしさです。

オーストラリアで焙煎したコーヒー

 『パイフェイス』では、コーヒーもオーストラリア由来のもの。
 オーストラリア最大のコーヒー焙煎会社であるディベラ・コーヒーが専用に開発したという、ハードブレンドのコーヒーを直輸入。

 オーストラリアのコーヒーというのも珍しいですよね。味わいも、珍しいものでした。
 豊かな味わいですが、酸味が軽く、後味はきっぱりと後をひかないです。香ばしいのに主張しすぎず、パイの味を引き立てる効果は確かにあるでしょう。コーヒーがそこまで得意ではないという人も飲みやすい味だと思います。

 カフェラテを頼むと、看板のフェイスマークを描いてくれます。

 なお、ドリンクメニューでいうと、渋谷モディショップ店には、オーストラリアのワイン、ビールが並ぶ予定だそうです。パイ片手にビールが飲めるというのは、酒好き記者としてはもっとも注視したいポイントです。

サンマルクカフェと近いゾーン

 『パイフェイス』は、20代から40代の感度の高い女性をターゲットにして、外食市場での位置付けとしては、付加価値で勝負するチェーンというポジションを目指して展開するということ。ポジションニングのゾーンが近いところでいうと、『サンマルクカフェ』などがあります。

重飲食、軽飲食の中間。付加価値を押し出すか、手頃さを押し出すかでいったら、付加価値を押し出す方面。

 出店予定は、2、3年をめどに首都圏を中心にまずは直営店を5店舗。パイの受容性や事業パッケージを検証したのち、可能であればフランチャイズを展開し、最終的に10年で300店舗の出店を目指すと掲げました。

 『パイフェイス』の本格的な全国展開が実現したら、私たちの生活にパイが身近になり、今で日本にはなかったパイの文化が花開くことでしょう。

親日家で現在も福岡にお住まいだというパイフェイスホールディングス 会長のアンドリュー・トムソンさんは、流暢な日本語で「笑顔をパイフェイスが、日本中ツーツーウラウラ、名護から網走まで広げられるように」と語りました。

 一個390円のミートパイを、小腹満たしと捉えるか、食事として捉えるか。おやつにしては高めの値段設定のため、やはりそこがポイントになってくると思います。

 素材にこだわられてつくられた本当においしいパイは、付加価値が高く、メインの食事としても食べられるし、ビールのつまみになる。はたまたスイーツ系のパイであれば、ケーキがわりに来客にもお出しできる。
 ……と、いうのは馴染みが薄いためいまいちイメージしずらいかもしれません。半信半疑の方はぜひ一度『パイフェイス』のパイを食べてほしいです。「なるほど」とうなずけるはず!

『パイフェイス』の発表会はオーストラリア大使館で行なわれました。

「大使館内での自撮りです。早くオーストラリアのビールと一緒にパイを食べたい」(ナベコ)

『パイフェイス 渋谷モディショップ』
・グランドオープン:11月19日
・住所:東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ 1階

『パイフェイス ラゾーナ川崎プラザショップ』
・グランドオープン:10月27日
・住所:神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ1階

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