AQUOS ZETAにストラップホールと指紋センサー
isai vividは電池の取り外しが可能
ここからは3機種の外観を見比べてみる。並べて見ると、もともとAQUOS Xxが大きいのはわかるが、意外とisai vividも大きめに見える。高さと厚みがあるからだろうか。AQUOSの2機種は同じEDGESTということもあって、角ばった雰囲気が似ている。アウトカメラ、インカメラの位置も共通だ。
個別に見ていくとAQUOS ZETAは両側面にグリップセンサーを搭載。デザイン的にも分かりやすくなった。右側面上側に電源ボタンと音量ボタン、左側面にはキャップレスのmicroUSB端子、上部にイヤホン端子とカバーで覆われたmicroSD、nanoSIM端子、下部にストラップホールがある。
背面にはカメラ、FeliCaのアイコンのほか、AQUOS Xxとの違いとして指紋センサーの搭載がある。左右どちらの手で持ったときも、自然と人差し指でなぞれる位置だ。リアカバーは外せない。なおAQUOS ZETAとXxはインカメラが本体正面の下側にある。
isai vividは左右側面にボタンが配置されていないスッキリしたデザイン。上にイヤホンジャック、下にキャップレスのmicroUSB端子というシンプルな配置。では電源ボタンと音量ボタンは? というとisaiではおなじみの背面の配置。これも自然と人差し指がくる位置。ボタン自体は小さく窮屈だが、クリック感はしっかりある。
海外メーカーということもあってストラップホールは無いが、リアカバーを外せるうえ、バッテリーの取り外しも可。最近では本当に珍しくなった仕様だ。nanoSIMとmicroSDカードのスロットもここにある。背面側の質感はマッドで滑りにくく指紋も目立たない。
AQUOS XxもZETA同様に左右側面にグリップセンサー。右側面上に電源ボタン、音量ボタン、左側面にキャップレスのmicroUSB端子、上部にイヤホンジャック、防水カバーで覆われたnanoSIMスロット、microUSB端子、とここまではZETAと一緒。
だが底部にはストラップホール無し! ……と驚くほどではないが、最近ではストラップよりもケースやカバーにこだわる時代、ということだろうか。背面には指紋センサー無し。リアカバーも外せない。
ほとんど引き分けだが……
isai vividがわずかに勝ったか?
isai vividはヘキサコアだが防塵、Andorid 5.1対応で、画面の解像度も高い。そして端末も2位ながらも安かった、ということで今回の勝利機種としたい。
もっともAQUOS ZETAはさらに安かったし、そうでなくとも指紋センサー搭載があるのはプラス材料。AQUOS Xxも実質価格安めで、画面サイズが3機種中最大ながら本体は大きさを感じにくく、大画面スマホが欲しい人ならば、3機種のどれを選んでも気に入りそうだ。
いずれ秋冬モデルが発表されて型落ち狙いといった人は、すでに始まっている店頭での価格低下やキャンペーンの情報も追ってほしい。
次回から本格的に実際に使っての比較へと移る。文字入力速度や通信速度など、新しいテストも加えつつ、大画面スマホ1位を決めていこう。
この連載の記事
-
第212回
スマホ
3キャリアの主力ハイエンド機「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」のスタミナ比較 -
第211回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」でカメラ勝負! -
第210回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」の速度対決 -
第209回
スマホ
3キャリアの主力販売モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」を比較 -
第208回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのスタミナは? -
第207回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのカメラをチェック -
第206回
スマホ
キャリアのミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」の速度比較 -
第205回
スマホ
主要3キャリアの最新ミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」を比較 -
第204回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイスペック機のスタミナテスト -
第203回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイエンドスマホのカメラをチェック -
第202回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、キャリアのハイスペック機の速度を比較 - この連載の一覧へ