テザリングや家族でまとめて使うなら「12ギガプラン」
ひとりで複数の端末を使っている人や家族でスマートフォンを使っているなら、データ通信容量が12GB/月の「12ギガプラン」をオススメしたい。月額料金は音声通話SIMで3400円(税別)、データSIMで2700円(税別)だ。
「BIGLOBE SIM」の「12ギガプラン」の注目ポイントは、「シェアSIM」と呼ばれる追加のSIMカードを使うことで、データ通信容量を複数の端末で分け合えることだ(「ライトSプラン」もシェアSIMに対応)。データ通信容量が12GBもあれば、スマートフォンやタブレットに加えて、データ量が大きくなりがちなPCおよびモバイルルーターといった組み合わせでも問題なく使える。とことんヘビーに使いたい人の新定番ともいえるプランだ。
だが、もっともオススメなのは、4〜5人の家族でデータ通信容量を分け合うという運用だ。シェアSIMカードの利用には、1枚あたり3000円(税別)のSIMカード追加手数料と、シェアSIM(音声)の場合は月額900円(税別)、シェアSIM(SMS)の場合は月額320円、シェアSIM(データ)の場合は月額200円のシェアSIM利用料しかかからないため、キャリアのシェアプランを利用するよりも通信料を大きく抑えられる。
また、2016年10月2日までの間、シェアSIM追加特典として各シェアSIMごとに15ヵ月間・月額200円引きの割り引きを受けられる。つまり、追加から15ヵ月間はシェアSIM(音声)なら月額900円(税別)が月額700円(税別)に、シェアSIM(データ)なら月額200円(税別が)月額0円で利用できるということだ。
4人家族で「シェアSIM」を使うと
2年間の差額はなんと最大33万円以上
例えば、4人家族(大人2人+子供2人)全員でスマートフォンを利用する場合のコストを考えてみよう。NTTドコモの場合、1700円(税別)のカケホーダイ ライトプラン(スマホ/タブ)×4台分、300円(税別)のspモード利用料が4台分必要で、さらに500円(税別)のシェアオプションが3台分、12500円(税別)のシェアパック15(15GB/月)を契約することとなる。料金は月額22000円(税別)だ。
「BIGLOBE SIM」の「12ギガプラン」を4人で利用するには3枚分のシェアSIMを追加することになる。その場合の月額料金と2年間の総コストは以下の表のとおりだ。キャリアの金額と比べると、2年間の差額はなんと“33万円以上”(税別)となる。MNPを利用する人数分だけMNP転出手数料(3000円/税別×4)と契約解除料(9500円/税別×4)が必要だが、それでもまだ大きな差があることに違いはない。
4人家族でスマートフォンを利用した際の総コスト(2年間) | ||
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種別 | BIGLOBE SIM 「12ギガプラン」 (音声通話SIM) |
キャリア |
月額基本料金 | 3400円 | 22000円 |
通話料 | 2600円 (650円/税別×4。 1ヵ月あたり1時間、 「BIGLOBEでんわ 通話パック60」適用) |
― |
シェアSIM月額利用料 (3枚追加分) |
2100円/2700円 (追加15ヵ月間700円×3、16ヵ月以降900円×3) |
― |
月額通信料合計 | 8100円/8700円 | 22000円 |
プラン申込み手数料 (初期費用) |
3000円 | 3000円 |
SIMカード追加手数料 (初期のみ3枚分) |
9000円 (3000円×3) |
9000円 (3000円×3) |
2年間の総コスト | 208400円 | 540000円 |
※価格はすべて税別
※BIGLOBE SIMの基本料金は初月無料
このケースでは、通話時間をひとりあたり1時間以内として、「BIGLOBEでんわ 通話パック60」を適用して計算している。先に触れたように、「BIGLOBEでんわ」なら1時間を超えた場合でも10円(不課税)/30秒となり、追加で発生する通話料を抑えられる。2年間で33万円以上も節約できるなら、検討する価値は大いにあるはずだ。節約したお金で、ちょっとした家族旅行を計画するというのもいい。