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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第133回

ARROWS NX、Xperia Z4、Galaxy S6、2015年夏最強スマホ対決!

2015年07月07日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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それぞれ"らしさ"のあるデザイン
ストラップホールはARROWS NXとXperia Z4にあり

 最後に外観のチェック。3機種を並べてみると、やはりGalaxy S6 edgeがやや小さく見える。写真だけではARROWS NXとXperia Z4は同じくらいの大きさに見えるが、実物を見るとARROWSが少し大きく感じる。

横幅はXperia Z4が72mmで、あと2機種は70mmだが、エッジスクリーンのぶん、Galaxy S6 edgeがややコンパクトに見える

 なお3機種とも画面の明るさは自動調整にして見ているのだが、Galaxyが明るい。液晶と有機ELの差もあるが、バッテリーテストに影響はあるのか、最後の比較回で取り上げる。

 個別に見ていくと、ARROWS NXは角ばったスクエアなデザイン右側面に音量ボタンと電源ボタン、下にストラップホールもある。3機種で唯一、上部にテレビアンテナを収納しており、隣にキャップレスのイヤホンジャック。左側面には防水カバーで覆われたmicroUSB端子、nanoSIM、SDカードスロット。隣に卓上ホルダー用の充電端子。

右側にあるのは虹彩認証専用のカメラ(通常のインカメラは左側)。やや角張ったデザインが特徴的だ

テレビ用のアンテナは最近では珍しく収納型。microUSB端子はキャップの内側で卓上ホルダー用の充電端子を装備

 Xperia Z4は表裏ともにXperiaらしいフラットなデザインで、他の2機種にあるカメラの出っ張りすら無い。側面には丸みがあり、右側面に電源ボタン、音量ボタン、カメラボタンを配置。これらボタン類はしっかり凸状となっている。

従来モデルと比べるとシンプルになった感がある側面。四隅は素材が二重になっている

Xperiaシリーズもついにキャップレスで防水・防塵対応のmicroUSB端子を搭載。ストラップホールもある

 左側面にはSDカード、SIMスロットが防水カバーで覆われている。上部にキャップレスのイヤホンジャック、下部のmicroUSB端子もキャップレス。さらにその隣にストラップホールがある。

 Galaxy S6 edgeは3機種で唯一、ホームボタンがハードウェアキー。左右隣にタッチセンサー式の戻る、起動アプリを呼び出すキーがある。右側面に電源ボタン、左側面に音量ボタン。

 上部にはSIMスロットがあり、ピンで取り出すタイプ。下部のmicroUSB端子とイヤホンジャックはキャップレス(防水ではないが)。裏側にはQiのマークがあり、カメラ以外はフラット。裏のガラス層はとてもキレイだが、3機種のなかでは指紋が相当目立つ。

従来のGalaxyシリーズと同様にハードタイプのホームキーに、タッチ型のキーの組み合わせ。戻るキーも右側にあるタイプだ。側面はメタルフレームを採用

エッジスクリーンとメタルフレームの組み合わせはなかなか美しい。背面はガラス素材だが、そのぶん指紋はやや目立つ。

 なお3機種とも裏のカバーは外れず、バッテリーのユーザーによる交換も不可能である。

スペック、料金では
バランスのとれたau版Xperia Z4のリードか

 第1回の比較では総合的に見るとau版Xperia Z4のリードか。スペックは豪華なARROWS NXに近いうえ、au版ということもあって、料金はGalaxy S6 edgeに近い。3機種で比べるとXperia Z4がスペックと料金的に選びやすい。

 とはいえ、前回までMVNOのスマホを比較しただけに、2年間のトータルコストがかなり重い。それだけのお金を払う価値があるのか、次回以降のテストで確認していきたい。過去最高クラスの3機種だけに素晴らしい結果を期待したいところだ。


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