あまり派手なサービスはないものの、最近Googleが勢いに乗っている雰囲気だ。電子メール最大の弱点を克服する「送信取り消し機能」を搭載したり、ストリートビューが絶壁に対応している。Google Earthだって負けていないし、日本デビューはこれからだが「YouTube Gaming」や「Google Play Music」なども要チェック。今回は、Googleの最新サービスをいち早く使い倒す技を紹介しよう。
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Googleがイケイケ。メールの送信キャンセル機能は、ぜひすべてのメールサービス・アプリが導入して欲しいところ |
メールの送信取り消し機能がいよいよ正式搭載!
6月28日で4周年を迎えたGoogle+は、いまだに寂しい状況。これはもうダメかもしれない。しかし、そこから分離したGoogleフォトは「第196回 無料で写真を無制限に保存できる『Googleフォト』を活用する技」で紹介したように、目玉サービスになりかねない勢い。さらに、Googleは新サービスを次々と投入し、話題を集めている。
筆者的にうれしいのがGmailの送信取り消し機能の導入。まだスマホ向けの「Gmail」アプリでは利用できないのが残念だが、すごい機能だ。以前からベータ版としては開発されていたのだが、この度、正式機能として採用された。メールを送信した瞬間に、別の人に送ってしまったり、余計な人が同報に入っていることに気がついて震えた経験を持つ人は多いだろう。そんな時に、キャンセルできるのはありがたい。
まずは、ウェブ版Gmailの設定画面から、送信取り消し機能を有効にする。その後、取り消し可能な秒数を選択する。5秒から30秒まで4段階で設定できるが、当然30秒にすればいい。送信すると、画面上部に「メッセージを送信しました」というポップアップが出る。そこに「取消」というリンクがあるので、クリックすると送信をキャンセルできる。送信を取り消すと、元のメール作成画面が開く。
「Inbox by Gmail」も6月25日アップデートで送信の取り消しに対応した。メールを送信すると、画面下に「送信しました。」と表示されるが、その横に「元に戻す」というリンクがあるので、タップすると送信がキャンセルされる。Gmailと同じ「取消」という言葉ではないので混乱してしまうので、文言の統一をして欲しいところだ。
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Inbox by Gmail - あなたに役立つ新しいメールアプリ ![]() |
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価格 | 無料 | 作者 | Google, Inc. |
バージョン | 1.3.2 | ファイル容量 | 70.1 MB |
カテゴリー | 仕事効率化 | 評価 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 7.0以降 |
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Gmailのウェブ版に送信取り消し機能が追加された | 設定画面の「全般」タブにある「送信取り消し」を有効にして、「取り消せる時間」をプルダウンメニューから選択する |
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メールを送信すると現れるポップアップの「取消」をクリックする | 送信がキャンセルされて、メールの作成画面が開く |
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「Inbox」アプリでも送信後「元に戻す」をタップすればキャンセルできる | 送信をキャンセルすると元のメール作成画面が開く |
(次ページでは、「ストリートビューが垂直方向にも対応した」)

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