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T教授の「戦略的衝動買い」 第336回

ダ・ビンチも使った!? 削らなくても永遠に描ける鉛筆を衝動買い!

2015年06月24日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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鉛筆に例えるなら3H~4Hの濃度

HBの鉛筆、0.7mmのボールペン、万年筆(M)そして、ピニンファリーナキャンビーノの4本で書き比べてみた。ノートは伊東屋のオリジナルリーガルパッド

HBの鉛筆、0.7mmのボールペン、万年筆(M)そして、ピニンファリーナキャンビーノの4本で書き比べてみた。ノートは伊東屋のオリジナルリーガルパッド

ステッドラーの標準的HB鉛筆。普通の筆圧で書いたがやはりかなりくっきり

ステッドラーの標準的HB鉛筆。普通の筆圧で書いたがやはりかなりくっきり

ピニンファリーナキャンビーノの筆跡。鉛筆よりかなり希薄な感じがする

ピニンファリーナキャンビーノの筆跡。鉛筆よりかなり希薄な感じがする

ステッドラーの標準的HB鉛筆(左)とピニンファリーナキャンビーノ(右)

ステッドラーの標準的HB鉛筆(左)とピニンファリーナキャンビーノ(右)

ステッドラーの標準的HB鉛筆(左)とピニンファリーナキャンビーノ(右)。感覚的には筆者には3H~4Hの鉛筆相当に見えた

ステッドラーの標準的HB鉛筆(左)とピニンファリーナキャンビーノ(右)。感覚的に、後者は筆者には3H~4Hの鉛筆相当に見えた

 実際の筆跡を超接写画で見てみると、明らかにボールペンや万年筆の滑らかなイメージとは異なり、鉛筆の軌跡のようだ。

 ピニンファリーナキャンビーノの筆跡は残念ながら鉛筆のように黒鉛の粉をまいたような鮮明な軌跡ではなく、鉛筆に例えるなら3H~4H近辺の濃度の感じがする。

 また、実際に使用する紙質(紙の表面処理)によってその鮮明度も変化するようだ。当然ながらツルツルの高級紙よりも、一般的に安価な表面の粗い紙質のほうが向いている感じだ。

Surface 3用スタイラスペンよりも重いが……

筆者愛用のソニーデジタルペーパー(左)とピニンファリーナキャンビーノ(右)。鉛筆で紙に書く感覚にかなり近いソニーデジタルペーパーは魅力だ

筆者愛用のソニーデジタルペーパー(左)とピニンファリーナキャンビーノ(右)。鉛筆で紙に書く感覚にかなり近いソニーデジタルペーパーは魅力だ

筆者が最近使い出したSurface 3(左)と ピニンファリーナキャンビーノ(右)。ガラス上を滑りすぎるSurfaceと、引っかかりすぎるメタルチップペンの対比が面白い

筆者が最近使い出したSurface 3(左)と ピニンファリーナキャンビーノ(右)。ガラス上を滑りすぎるSurfaceと、引っかかりすぎるメタルチップペンの対比が面白い

この2つのペンの間には、なんと数百年の時代差があるが、人が使う筆記具としてみれば外形にほとんど差がないのは大変興味深い

この2つのペンの間には、なんと数百年の時代差があるが、人が使う筆記具としてみれば外形にほとんど差がないのは大変興味深い

 さて、歴史的なバリューやうんちくもあり、なかなか興味深いピニンファリーナキャンビーノだが、日常使うに当たって一番気になるのは、その重量かもしれない。筆者宅のキッチン秤で実測したところ、本体重量は37gであった。

 これは単6乾電池一本とボタン電池2個が収納されたマイクロソフトの「Surface 3」専用スタイラスペン(実測17g)の2倍以上の重量だ。

 一般的な鉛筆は4g前後なので、重量級の筆記具が苦手な人にとってはピニンファリーナキャンビーノは厳しいかもしれない。

 しかし、普段から高級ブランドのボールペンを使っているユーザーなら、ほぼ同じ重量なので気にするほどではないとも言える。

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム: PININFARINA CAMBINO

価格:誠品書店 信義店にて約1万4000円で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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