GIGABYTEが“Alpine Ridge”搭載マザーをCOMPUTEXで公開
2015年06月03日 23時56分更新
LGA1151ソケットの“Skylake”対応マザーボードをCOMPUTEXで展示しているGIGABYTEが3日、新たに上位モデルのマザーボードを報道陣に公開した。
これらの製品の公開が遅れた理由は、「インテルが新しいThunderboltコントローラー“Alpine Ridge”を発表するのを待っていたため」と明かした。
“Alpine Ridge”とは、Thunderboltの最新規格Thunderbolt 3に対応するインテル製コントローラーのこと。Thunderbolt 3はUSB 3.1を兼ねているので、Thunderbolt 3の端子にはUSB 3.1対応機器(Type-Cコネクター)も接続できる。転送速度は40Gbpsで、これはThunderbolt 2の2倍の速度となる。
“Alpine Ridge”は、ほかにもDisplayPort 1.2とPCI Express Gen3 x4にも対応しているため、コネクター形状がUSB Type-Cであれば、あらゆる機器が接続できるようになる。
その“Alpine Ridge”を、GIGABYTEはミドルクラス以上の一部のマザーボードに搭載するという。ここでは、本日3日にお披露目となったマザーボードをお伝えしよう。
「Intel SSD 750」をM.2経由で接続する基板を
ハイエンドマザーに同梱する可能性アリ!
特殊なSFF-8639というコネクターを採用するインテル製SSD「Intel SSD 750」シリーズの2.5インチモデル。あまり普及していないこのコネクターを、M.2に変換する基板「GC-M2-MINI-SAS」を展示していた。
「GC-M2-MINI-SAS」は、SFF-8639コネクターを装備したM.2接続の基板。マザーボード上にあるM.2スロット(PCI Express3.0 x4)にこの変換基板を差すことで、2.5インチの「Intel SSD 750」シリーズが使用できるようになる。
GIGABYTEによると、今回発表したハイエンドマザーボードには、この「GC-M2-MINI-SAS」を付属する予定があるとのこと。これが実現すれば、Thunderbolt 3とSFF-8639コネクターのSSDが使える万能マザーボードとなるわけだ。これは期待したいところだ。
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