1月に公開された「Windows 10 Technical Preview」(関連記事)。デスクトップOSとしての完成度が高いWindows 7と、積極的にタッチ操作向けのインターフェース取り入れた8のいいとこ取りのOSということもあり、気になっている読者も多いのではないだろうか。
気になるのは、今使っているマシンに入るのか? という点。Windows 7世代以降であればスペック面では利用可能となっている場合が多いのだが、実際にインストールしてみると端末とのフィーリングがあわず、遅かったり操作しにくかったりで使いものにならなかった……。というケースがOSのアップデートによくある。
それなら、実際にさまざまなPCにインストールしてみて試してみようではないか、というのが本特集。今回用意した下記のPCに、Windows 10 Technical Previewを導入してみた。
それに、インテルのH61チップセットおよびCore i5 3555を搭載した比較的新しい自作PCも用意。今回は古いPCとなるVAIO type PとAspire Oneへのインストールを試みた。
VAIO type Pにインストールしてみる!
VAIO type Pが発売されたのは2009年。当初のOSはWinodws Vistaとなっていた。当時はSSDを搭載した数少ないPCのひとつだったが、筆者も購入して、原稿の執筆や取材にとかなりお世話になった。
しかしながらCPU(Atom Z550)の遅さのあまり、しびれを切らして別のノートへ買い替えたのを機に、売り飛ばしてしまったことを覚えている。今回は運良く、担当編集のハシモトが所持しているモデルを借りた。
type Pのスペックをかんたんに紹介しておくと、CPUはAtom Z550(2GHz)、メモリーは2GB、ストレージはSSD 128GBと、なんとなく動作しそう。また、このtype Pにはハシモトが入れたと思われるWindows 7が入っていたため、導入は比較的ラクに行なえると思ったが、これが甘かった。
ちなみに、type PへはWindows 7のインストールが難しい。なにしろドライバー類がほとんど提供されておらず、ハードベンダーのサイトを駆けまわって集めるしかない。
ちなみに、こうしたドライバー類やVAIOソフトウェアを収録したWindows 7へのアップグレードキットが提供されていたが、運良くこれを用いてインストールされていれば、難なくWindows 7を導入できる。
ハシモト所持のtype Pは、運良くアップグレードキットを使ってWindows 7が導入されていたので、そのまま10を適用すればいい。と思っていたのだが……。
次ページへ続く、「インストールはできたが2時間かかる!」
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