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両輪駆動の電動アシスト自転車「アルベルトe」で都内の激坂を試した!

2015年02月21日 15時00分更新

文● 荻窪 圭 編集●末岡大祐/ASCII.jp

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両輪駆動で話題の電動アシスト自転車「アルベルトe」
その実力のほどを探る

 坂を見たら全力で上れ、とじっちゃんは言った。いや言ってないけど、坂を見たら上りたくなるのが自転車乗りの基本である。

世田谷区のその筋では有名な「岡本三丁目の坂」……ってもっと気の利いた名前は無かったのか?

 いやあ、何度見てもこの坂はすごいっすよ。ガードレールでガードされた歩道部分なんか、階段だもの。しかもこの坂、最後の最後に斜度がぐっと上がるのだ。

 最後はこの坂を上る。この坂を楽に登り切れるかどうかが、今回の電動アシスト自転車「アルベルト-e」の(個人的な)ベンチマークである。

前輪はモーター、後輪はベルトドライブの「アルベルトe」

 そこで与えられたのがブリヂストンサイクルから通学用に発売された「アルベルト-e」。

 アルベルト-eにはL型フレームで27インチと26インチ、S型フレームで27インチとラインナップが3種類あるのだが、L型はトップチューブが凹型に曲がっていて低くなっており、スカートを履いた学生でも乗り降りしやすくなっている。なお、27インチは5段変速と、26インチは3段変速のギアを装備している。

 今回、お借りしたのは26インチL型フレームの3段階変速。いい年したオッサンが通学自転車で必死に坂を上る姿というのはかなりアレな気がするが、まあそれはそれと笑って読んでください。

一部、説明不足な点があったため、修正・加筆しています。(2月27日)

アルベルト-e(26インチ3段変速モデル)

 この自転車の特徴は、後輪がベルトドライブであることと、アシスト用モーターが前輪のハブについていること。チェーンでは無くベルトで駆動するのはブリヂストンサイクルの得意技で、チェーンと違ってはずれないし、メンテナンスフリー(油をささなくていい)なのがメリット。

ベルトは新しくカーボンファイバーを使用した「BS CARBON BELT」。耐久性を上げている

 通学用なのでデザインもシンプルで無駄が無く、頑丈である。フレームのシートチューブ後ろにリチウムイオンバッテリー。35Vで6200mAh。モーターはここにはないのでチェーンホイール回りはシンプルだ。

チェーンホイール回りは電動アシスト自転車としてはシンプル

 ペダル部でアシストの具合をチェックし、バッテリーの電源はフロントのハブに仕込まれたモーターに送られ、こいつが前輪をアシストするのである。

モーターの入っている前輪のハブ

 前輪駆動だと前輪が空転してバランスを崩す恐れがあったが、そこは前輪が空転したときアシストをカットするシステムを搭載してフォローしている。


(次ページでは、「回生ブレーキを坂でテスト」)

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