実走行でバッテリーの持ちと
坂道でのアシスト力をチェック
では実際に走ってみた結果を。まずはバッテリーの持ち。フルからバッテリーが空になるまでのフルチェックはできなかったが、5段階あるインジケータがひとつ減るのに「オート」モードで10kmくらいいけた。50kmくらいは行きそうな勢いだが、公称だとオートモードで42km。
最後のインジケーターが点滅をはじめると、アシスト力はぐっと弱くなり、緩い上り坂でも辛くなるので、まあギリギリまで使うのは避けましょうということで。
帰宅したら忘れずに充電。
暗くなるとライトが自動点灯する。1WのLEDを2灯持っており、すごく明るい。
当たり前だが、バッテリーは上り坂が多いと速く消耗する。パワーモードで急坂を上り下りしたときは、8kmくらいでインジケーターがひとつ減った。
なお、電動アシストの力は規格で決められていて、JIS規格では「人の力を補う原動機の基準」として
- 時速10km未満の時は人の力の2倍
- 時速10kmから24kmまでは「km/hで表した走行速度から10を引いた値を7で割った値を2から減じた数値」。ややこしい言い回しだけど、要するにMAXを漕ぐ力の2倍として、スピードが上がるに従ってアシスト力を減らしていくということ
- 時速24kmを越えたらアシストしちゃだめ
となっている。だから信号の少ない幹線道路だと、平均速度が20km/hくらいになるので、アシストがほぼ感じられない状態で走り続けることになり、バッテリーもほとんど減らない。
平地だと普通に走ってても20km/hには軽く達するわけで、実走行の体感では、20km/hを越えるとアシスト力がほぼなくなる感じ。アシスト力を発揮しない電動アシスト自転車は「単なる重たい自転車」なわけで、時速20km/hを越えた巡航速度で走るときはなかなかつらい。当たり前ではあるけど、のんびりと15~20km/hで走るのがよいですな。
(次ページでは、「都内をぐるーっと回ってみた結果」)