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両輪駆動の電動アシスト自転車「アルベルトe」で都内の激坂を試した!

2015年02月21日 15時00分更新

文● 荻窪 圭 編集●末岡大祐/ASCII.jp

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実走行でバッテリーの持ちと
坂道でのアシスト力をチェック

 では実際に走ってみた結果を。まずはバッテリーの持ち。フルからバッテリーが空になるまでのフルチェックはできなかったが、5段階あるインジケータがひとつ減るのに「オート」モードで10kmくらいいけた。50kmくらいは行きそうな勢いだが、公称だとオートモードで42km。

バッテリーが7割くらい充電された状態で、編集部から自宅へ走ってみたときのログ。全行程で約39km。バッテリーが6割に減ってからインジケーターが点滅して、ほとんどアシストがなくなったと感じるまで35km強くらいでありました

 最後のインジケーターが点滅をはじめると、アシスト力はぐっと弱くなり、緩い上り坂でも辛くなるので、まあギリギリまで使うのは避けましょうということで。

夜になりとうとうバッテリーもほぼなくなった。緩い上りでも普通の自転車よりつらい(車体が重いから)

 帰宅したら忘れずに充電。

バッテリーは36Vと電圧が高め。約2時間50分でフル充電になる(公称)

 暗くなるとライトが自動点灯する。1WのLEDを2灯持っており、すごく明るい。

1Wの白色LEDを2灯並べたフロントライト

このようにかなり明るい

 当たり前だが、バッテリーは上り坂が多いと速く消耗する。パワーモードで急坂を上り下りしたときは、8kmくらいでインジケーターがひとつ減った。

 なお、電動アシストの力は規格で決められていて、JIS規格では「人の力を補う原動機の基準」として

  • 時速10km未満の時は人の力の2倍
  • 時速10kmから24kmまでは「km/hで表した走行速度から10を引いた値を7で割った値を2から減じた数値」。ややこしい言い回しだけど、要するにMAXを漕ぐ力の2倍として、スピードが上がるに従ってアシスト力を減らしていくということ
  • 時速24kmを越えたらアシストしちゃだめ

 となっている。だから信号の少ない幹線道路だと、平均速度が20km/hくらいになるので、アシストがほぼ感じられない状態で走り続けることになり、バッテリーもほとんど減らない。

このように車道の端に自転車レーンがある道だとすごくありがたい。全部の道がこうなってほしい

このように人通りが多い道だと低速でストップ&ゴーも増えるのでアシスト力を発揮する

 平地だと普通に走ってても20km/hには軽く達するわけで、実走行の体感では、20km/hを越えるとアシスト力がほぼなくなる感じ。アシスト力を発揮しない電動アシスト自転車は「単なる重たい自転車」なわけで、時速20km/hを越えた巡航速度で走るときはなかなかつらい。当たり前ではあるけど、のんびりと15~20km/hで走るのがよいですな。


(次ページでは、「都内をぐるーっと回ってみた結果」)

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