スポーティーな電動アシスト自転車「Brace XL」を
充電が切れるまで乗り倒す!
前回(関連記事)、通勤通学用の電動アシスト自転車に乗りまくって思ったのである。「ああ、今度はスポーツタイプのもっと走るヤツに乗ってみたい!」。休日に街中を自由に走り回って、気軽にいろんな場所へ行ける電動アシスト車はないものか。
そしたらやってきた。電動アシスト自転車のトップメーカーであるヤマハの「Brace XL」。「本格派スポーティーモデル」。
スポーツモデルじゃなくてスポーティーモデルであるところにやや不安はあるが、そのスタイルからして明らかにマウンテンバイク系クロスバイクだ。
カジュアルに気持ちよく走れるモデルとしてすごく期待できる。
内装8段のNEXUS8や
フロントサスペンション搭載の本格派
このBrace XL。自転車としては、おおむね街乗り用マウンテンバイク(マウンテンバイク風のクロスバイク)に電動アシストシステムがついたもの、である。
タイヤは26インチで太さは1.5インチ。前輪はディスクブレーキ、後輪はVブレーキでどちらも安心のシマノ製。
前輪にはフロントサスペンション付き。これ大事。段差でのショックをグンと和らげてくれるのだ。段差や荒れた路面などでの安心感が違う。
肝心の駆動系はシマノのNEXUS 8。NEXUSといってもAndroidもGoogleとも何の関係もありません(当たり前)。シマノの内装変速システムシリーズのひとつにNEXUSというブランドがあるのだ。
その内装8段。内装変速のグレードとしては良い方だ。
内装変速システムのメリットは、ほぼメンテナンスフリーであること。変速システムが後輪のハブにしこまれてるので注油しなくていいし、乗っている間に少しずつズレてくるということもない。
もうひとつは停止中でも変速できること。普通の変速機はペダルを回してる間じゃないと変速できないのである。そんなスポーツ系自転車をベースに、ヤマハ得意の電動アシストシステムを搭載した。
(次ページでは、「多機能なコントローラー」)