国内最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ2014」が幕張メッセで開催中だ。ここでは会場で見かけた、自作PCマニアの琴線に触れるであろう最新ハードウェアを紹介していこう。
巨大ハイエンドPCとゲーム専用機を出展する
ALIENWARE
デルのゲーマー向けブランドALIENWAREが、9月1日に発表したデスクトップPC「ALIENWARE Area-51」を展示していた。独特の形状をしたこのPCの傾斜は、電源ボタンを押しやすくするだけでなく、背面の排気効率を向上させるという。
内部構成は、Haswell-Eこと「Core i7 Extreme Edition」とX99チップセット搭載マザーに、32GBのDDR4メモリーと1500W電源を搭載。ビデオカードは2スロット占有カードを最大3枚、1スロット厚のカードなら4枚搭載可能だ。あいにく価格や発売日は未定とのこと。
もう1つの目玉が、日本初上陸の次世代コンソールゲーム機「ALIENWARE Alpha」だ。ゲーム配信プラットフォーム「Steam」にアクセスし、500タイトル以上のPCゲームをプレイできる。
中身はWindows 8.1搭載PCで、マウスやキーボードをつないで普通のWindows PCとして使う“デスクトップモード”と、ゲームパッドだけで操作できる独自インターフェースの“コンソールモード”を用意している。
11月下旬発売予定で、スタンダードモデルが6万4600円前後、プレミアムモデルが8万1900円前後、プラチナモデルが9万7000円前後となる。グレードにより、搭載CPU、メモリー、HDD容量などが異なる。
東京ゲームショウのALIENWAREブースには数十台の実機が用意されており、さまざまなゲームを試遊できるようになっている。
ノートなのに3画面出力が可能
MSIのゲーミングPC
MSIは、厚さ21.8mmというUltrabookと同等の薄さを実現した17インチゲーミングノートPC「GS70 STEALTH PRO」を展示。GeForce GTX 870Mを搭載し、耐久性に優れるSteelseries製キーボードや、ゲームに特化したネットワークチップ「Killer E2200」など、ゲーマー向けの機能を搭載する。製品は発売中で価格は19万円前後。
会場のあらゆるディスプレーが
EIZO「FORIS FG2421」だった
会場のあらゆるところで見かけたのが、EIZOの液晶ディスプレー「FORIS FG2421」だ。同機は240Hzで駆動するため、CRTモニターのようなキレのある高速描画を実現する。一般的なゲーミングディスプレーに比べて残像が少なく、高い動画視認性を誇るため、多くのプロゲーマーに支持されているようだ。
IPS液晶で最速の応答速度を目指す
IO DATA
IO DATAのブースに、初公開となる液晶ディスプレーが展示されていた。超解像技術「ギガクリア・エンジンII」を搭載するIPS液晶で、27インチと23.8インチの2製品をラインナップする。IO DATAによると「IPSパネルを採用する液晶ディスプレーで最速の応答速度を目指して開発中」とのこと。参考出品のため、型番も価格も未定だ。
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