アスキースマホ総研 第34回

夏の最タフ＆最強スマホ　「TORQUE」と「isai FL」を大検証！

ノックコードがとにかく便利なisai FL

ドロイド　じゃあ、両機種の特徴的な機種を見ていこう。

スピーディー　isai FLでチェックしてほしいのは「ノックコード」。従来モデルのisaiでもAndroid 4.4へのアップデートで追加対応した、ロックを解除するための機能。

カリー　それって「ノックオン」じゃなかったでしたっけ？　画面オフの状態で画面を2度叩くと画面が点灯して、波模様でロックを解除できる、例の「とん、とん、ぷしゃー」のやつ。

スピーディー　それもあるんだけど、4つに分けたエリアをあらかじめ設定した順番に画面をタップすると、スリープからの復帰とともにロック解除が可能なの。カリーさんもやってみる？

上下左右で分割した4つのエリアを、あらかじめ決めた順でタップすることで、スリープ状態から一気にロック解除まで可能な「ノックコード」

カリー　これは面白い！　「ほ、わ、た、た、た、た、た」みたいな感じですかね。

スピーディー　もはや擬音ですらない！　上下左右の決められた順であれば、画面のどこをタップしてもいいから、持ち方とかに関係なく使いやすくていいよね。

やっぱり謎の擬音（？）で表現してみせたカリーさん

ドロイド　本体を振るだけで操作できる「isaiモーション」という機能もあって、今いる場所の近くのスポット情報が表示されたり、壁紙やアイコンの設定を変えたりできる。でもやっぱり、WQHDのディスプレーで動画を見るのが最高！　4K動画ももちろん撮影できる。

端末を軽く振るだけでいろいろな機能が利用できる「isaiモーション」

ホームUI画面で端末を振ると現在地周辺のスポット情報を表示。auスマートパスのクーポンが使える店舗情報も。ギャラリーアプリで振ると、新たなコラージュ画像を自動で作成してくれる

カリー　知らない場所で食事したいときにも便利そうですね。カレー店だけに絞って表示されるとさらにうれしいんですが！

日常でも極地でも便利な「スマートソニックレシーバー」
ウィジェット類も雰囲気があって楽しい

スピーディー　一方のTORQUEは耐久性に注目されがちだけど、京セラのお家芸、画面全体が震えて音が再生される「スマートソニックレシーバー」がいいね。ヘルメットをしていても通話できる！　もちろん騒がしい街中とかでも便利。

「スマートソニックレシーバー」では画面全体が振動するので、ヘルメットなどを被っていても、音声が聞こえるのだ

ドロイド　大音量のステレオスピーカーがついているので、ハンズフリー通話も快適。ハンズフリーには上部のボタン1つで切り替えられる。手袋を付けても操作できるのは、さすが“ラグド”系スマホって感じ。それから非接触充電のQiにも対応している。

手袋（といっても軍手だが）をつけた状態でも実際に操作できた

カリー　いろいろ使ってみたんですけど、ウィジェットやアプリも雰囲気があって楽しい。気圧も測定できるし、コンパスも便利ですよ。山で寝るときも北枕を気にする人にとっては欠かせない！

気圧計にコンパスのウィジェットを搭載

スピーディー　山小屋やテントとかで北枕を避ける人っているのかな……？　よくわからないけど。

カリー　ロック解除ひとつとってもサイバーでメカっぽい。これは本当にカッコイイ。欲しい！

ロック画面の解除もこんな演出が

このスゴイ2台にも弱点はある？

スピーディー　耐久性はTORQUEにかなわないけど、isai FLはスペック的には弱点はないんじゃないかな。

カリー　isai FLってちょっと、外見が普通のスマホに見えるというか……。もちろん、そのぶん安心感はあるのですが。

スピーディー　デザインは前モデルから継承しているからね。それに、TORQUEと比較しているからじゃない？　5.5型でこのデザインは洗練されていると思うけど。発表会で見たピンクのカラバリもビビッドで良かった。

こちらがピンクのisai FL

ドロイド　最新のスマホと比べると、TORQUEはスペックが見劣りするのは事実。ただ、そこを気にする人には他の端末を選べばいいですし、圧倒的な耐久性が個性だから。13.5mmという厚みも許容範囲内だし、普段から使うことも十分可能なはず。

ここまでの説明だと、TORQUEはゴツい印象を持つ人も多いかもしれないが、持ち切れないサイズではなく、日常的に使うこともできる

（次ページでは、「まとめ＆いつもの4コマ」）