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Apple Geeks 第148回

CloudKit—iOS 8/OS X Yosemiteで変わる「文書」

2014年07月07日 11時00分更新

文● 海上忍(@u_shinobu

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格段に広がった検索範囲にも注目

 検索範囲が格段に広がったことにも注目だ。NSMetadataQueryを利用したメタデータの検索は、新しい「Document Picker」の機能により、実行したアプリのコンテナ内だけでなく(許可されている場合は)他アプリのコンテナも範囲とすることが可能になった。サンドボックスの枠を超えた文書検索が可能になるわけで、従来のアプリ内で"閉じられた"検索機能の大幅な強化が期待できる。ここでは詳しく説明しないが、ImportやOpenなどのモードを用意することにより、安全なファイルアクセスも実現している。

 CloudKitの具体的な活用方法だが、「Keynote」「Pages」などデスクトップ/モバイルの別なく編集されるオフィス系アプリはもちろん、サムネイルのサポートにより写真管理/画像編集アプリにも力を発揮するはず。Document Pickerにより強化された検索性からすると、名刺管理にも役立ちそうだ。最大10倍の描画パフォーマンスを実現する「Metal」、家電をマネジメントする「HomeKit」に比べれば地味に映るかもしれないが、すぐにでもユーザが必要とするのは一見地味なCloudKitの機能ではないだろうか。秋以降に登場するはずのサードパーティー製CloudKit対応アプリに注目したい。

基調講演ではさらりと扱われた「CloudKit」。秋以降に登場するはずの対応アプリに期待が高まる

他のクラウドサービスではサーバサイドにある「App Logic」がクライアントサイドにあるところが、CloudKitの設計における妙味だ


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