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Apple Geeks 第148回

CloudKit—iOS 8/OS X Yosemiteで変わる「文書」

2014年07月07日 11時00分更新

文● 海上忍(@u_shinobu

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「CloudKit」に秘められた可能性

 CloudKitを簡潔に説明すると、モバイル対応のBaaS(mBaaS、mobile Backend as a Service)ということになるだろうか。AppleはiCloud上にファイル保管領域(アセットストレージ)とデータベースストレージ、認証機能と検索ツール、通知機能を用意し、それらをアプリから利用するためのAPIを提供する。iCloudデーモンが全面的に書き換えられたこと、Windowsがサポートされたことも特筆すべきポイントだ。

 ストレージはアプリ単位で提供され、利用開始時点でアセットに5GB、データベースに50MBが割り当てられ、1ユーザごとにアセットが100MBとデータベースが1MB追加される(関連リンク)。無料の上限はアセットが1PB(!)にデータベースが10TBと、よほど多くのユーザを抱えるアプリでもないかぎり課金の心配は必要ない。転送幅も利用開始時点でアセットが25MB/日にデータベースが250KB/日、ストレージ容量と同様にユーザ数に応じて増えるため、アプリが人気化したはいいが遅くて使い物にならない、ということにはならなそうだ。

CloudKitの利用は制限があるものの基本的に無料、膨大なトラフィックが発生するアプリでもないかぎり課金は発生しそうにない

 ストレージの利用だけではない。メタデータが拡張され、最大1024×1024ピクセルのサムネイルを付加できるほか、QuickLookで取り出せるようNSDictionaryに「NSURLThumbnailDictionaryKey」が追加された。

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