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取得したライフログが見せてくれるもの

UP24とFuelBand SEは何が同じで何が違う?

2014年05月03日 14時00分更新

文● 西牧裕太/ASCII.jp編集部

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ゲーム感覚で増えるNikeFuelが楽しい

 FuelBand SEの大きな特徴は、先に述べたNikeFuelという単位を作ったことにある。ナイキのサイトを見ると、NikeFuelについて「からだ全体の活動量を測定するために設計されているため、年齢・性別・体重に関係なく、1日の動きを記録できます」とある。

 

 

 これまで「活動量」という単位はなく、ひとつの指標として消費カロリーなどを用いていた。それをNikeFuelで表わすことで、たとえばひとつのスポーツで1時間動くとどれくらいの活動量になるのか、という具体的な数値が把握できるようになった。また、個体差の影響がないので、1日どれくらいのNikeFuelを取得したかほかのユーザーと比較することもできる。この活動量の把握こそがキモで、みずから体を動かす原動力となっている。

 1日の活動量の目標を定め、足りなければ歩いたりランニングをしたりする。目標を達成したら今度は継続しようと動き続ける。さらに身に付け続けると、自分がどれくらい行動を起こせば目標に達するのかわかってくるので、「通勤の行き帰りのほかにちょっとその辺を散歩すればいいだろう」という思いも出てくる。

 また動けば動くほどNikeFuel が増えていき、アプリ/本体ディスプレーで増える様子をリアルタイムで確認できる。この繰り返しがポイントを獲得するゲームのような感覚に似ていて楽しい。決して「運動するために身に付けよう」という高尚な感じがしないので気もラクなのだ。

日付の下に表示されている大きな数字がNikeFuel。カロリーや歩数も表示され、グラフを見ればおおよそではあるが、どの時間に動いていたかわかる。1日の目標が達成されるとグラフィックで盛大に祝福される

活動は週/月/年単で確認も可能

 実際に身に付けて4ヵ月ほどだが、意識的に階段を使い、一駅分歩くようになった。また、あと少しで目標達成という場合に、深夜に少し遠くのコンビニまで行って何も買わずに帰る、ということも増えた。使い始めは「えっ? 1日この程度しか動いてなかったの……」とちょっとショックになったりもしたので、そのときから比べると変化が起きたといえる。

 理由はどうあれ、結果的にアクティブに動いているので、FuelBand SE は体を動かすためのツールだろうと感じている。

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