どこでも使えるエプソンダイレクトのオールインワンPC「Endeavor PT110E」を検証! 第4回
9万円台から導入が可能
「Endeavor PT110E」を情報キオスク端末として活用する
2014年04月17日 11時00分更新
21.5型タッチ対応液晶ディスプレーを搭載したエプソンダイレクトの「Endeavor PT110E」は仕事の作業用マシンとしてはもちろん、さまざまな用途で活用可能だ。たとえば、会社の受付や施設の案内などを行なう「情報キオスク端末」としての利用が一例として挙げられる。そこで今回は、Endeavor PT110Eを受付端末として活用する例について紹介しよう。
試用機の主なスペック | |
---|---|
CPU | Core i7-4702MQ(2.20GHz) |
メモリー | 8GB |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 4600 |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレー | 21.5型10点マルチタッチ対応グレア液晶(1920×1080ドット) |
通信機能 | 有線LAN(1000BASE-T) |
インターフェース | USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×5、HDMI出力端子×1、HDMI入力端子×1、アナログRGB端子×1、シリアルポート×1、PS/2ポート×1 |
カードスロット | メモリーカードスロット |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
本体サイズ/重量 | 約幅540×奥行165×高さ406mm(設置角度15度の場合)/約5.7kg |
OS | Windows 8.1(64ビット) |
「Endeavor PT110E」とパワポで案内システムを作る
ある程度の規模の会社や施設では、受付窓口に担当者の内線番号や部署の場所を案内する情報端末を設置していることがある。内線電話や音声ガイダンスなど付加機能によって値段は上下するが、システム込みの導入コストとして数十万円から100万円以上かかる場合も多い。シンプルな無人受付システムを導入したいが、コスト面で躊躇している担当者もいるはずだ。
そこでおすすめしたいのが、Endeavor PT110Eを情報キオスク端末として利用する方法だ。端末の操作に必要なタッチ対応液晶ディスプレーを搭載しており、社内ネットワークへの接続が不要なスタンドアローンな形態であれば十分な性能と機能を備えている。簡単な案内システムを自作するなら、導入コストはEndeavor PT110Eの購入費用のみ。最小構成をベースに光学ドライブとキーボード、マウスを「なし」にすれば、9万7650円(2014年3月末現在)とコストを安く抑えられる。
情報キオスク端末向けのパーツ構成例 | |
---|---|
CPU | Celeron 2950M(2.0GHz) |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 250GB HDD |
光学ドライブ | なし |
無線LAN機能 | なし |
キーボード | なし |
マウス | なし |
OS | Windows 8.1(64ビット) |
受付端末として使うぶんには入力デバイスや無線LAN機能は不要だが、システムを構築する際には必要となるので注意が必要だ。ほかのマシンの入力デバイスや無線LAN子機を代用するのもアリだが、用意できない場合は本体と合わせて購入しておこう。
受付システムのソフトウェア部分の作成には、「Office Home and Business 2013」や企業向けエディションなどに含まれる「PowerPoint 2013」を利用する。本来はビジネス資料を作るためのソフトだが、ハイパーリンク機能を使えばボタン操作で画面を切り替えるコンテンツを手軽に作成可能だ。会社でOfficeのボリュームライセンスを契約していないなら、パッケージ版の「Office Home and Business 2013」または「Office Professional 2013」を用意しよう。
ちなみにHTMLで作成した案内ページをブラウザーで表示する方法なら、Officeを用意する必要はない。だがある程度見ばえのいいページを作るには、CSSの知識や画像作成の技術が必要となる。そこそこ整った画面を手軽に作るという点では、「PowerPoint 2013」のほうが適しているだろう。
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