このページの本文へ

最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第76回

Xperia、AQUOS、人気のコンパクトスマホは案外長持ち!?

2014年03月17日 18時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

カメラ&電子書籍&マップ
XperiaとAQUOS PHONEが譲らない

 続いてのバッテリーテストは、カメラで静止画を50枚+動画を10分撮影し、Kindleで電子コミック1冊を読み、さらにGPSを使ったマップのナビを30分行なう。終了までに要する時間は約2時間半。このテストではWi-Fiも有効にし、マップを使うときは実際に30分間ナビゲーション機能を使って、徒歩で移動している。

  Xperia Z1f URBANO L02 AQUOS PHONE Xx mini
カメラ撮影後 94% 94% 95%
電子書籍1冊 92% 91% 92%
マップ30分 83% 79% 83%

 こちらでは電池の消費がだいぶ抑えられている。Xperia Z1fとAQUOS PHONE Xx miniが最終的に残量83%で勝利。URBANOはわずかな差で追っていたが、最後のマップ使用時に電池の減りが早かった。

省エネ設定は画面消灯が有効
URBANO、AQUOS PHONEに効果アリ!

 省エネ設定のテストも行なった。テスト時間は3時間。Kindleでコミックを1冊ダウンロードして読み、画面は30分点灯したままで、消灯後はそのまま。省エネ設定のオン/オフ時の2パターンを試してみた。

左からXperia Z1f、URBANO、AQUOS PHONE Xx miniの省エネ機能

 なお省エネ設定は以下の通り。

・Xperia Z1f……STMINAモードをON。動作を制限するアプリとして36本を指定。STAMINAモードは、1週間程度使うと、自動的に制限したほうがいいアプリを選択できるようになる。今回は手動で制限するアプリを指定している

・URBANO……省電力ナビをON

・AQUOS PHONE Xx mini……エコ技を全時間帯と残量80%でON。BrightKeepもオフにしている

  Xperia Z1f URBANO L02 AQUOS PHONE Xx mini
3時間使用後
(省エネOFF)
95% 93% 94%
3時間使用後
(省エネON)
95% 97% 97%

 これは省エネ設定がオフのときはXperia Z1f、しかし省エネ設定を有効にするとURBANOとAQUOS PHONE Xx miniが勝る結果に。Xperia Z1fはアプリの動作は止まっていても、画面の点灯時間は変わっていないようで、短時間では省エネ設定の効果が感じられなかった。

 一方、省エネ設定の効果があったURBANOは、画面が暗くなり、点灯時間も短く、さらにWi-Fiもオフになっている。AQUOS PHONE Xx miniもエコ技が有効になると、画面の点灯時間が短くなっていた(明るさは変わらないように見えたが)。

 画面設定はバッテリーの持ちに大きく影響するので、その差が出たようだ。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン