シャープは今日7日、3キャリアで発表した冬春モデルの「AQUOS PHONE」シリーズについての説明会を開催した。
同社の通信システム事業統轄 兼 通信システム事業本部長 常務執行役員の長谷川祥典氏が登壇して、今後のシャープの展望を語った。「各キャリアと目指す方向は同じ」としながら、同社の事業ビジョンとしてはスマート・プロダクトをはじめ、スマート・サービスやスマート・デバイスなどに拡大していくという。
冬春モデルとして投入されるスマホはドコモ向けが「SH-01F」「DRAGON QUEST SH-01F」「SH-02F」「SH-03F」の4モデル、au向けが「SHL23」の1モデル、ソフトバンクモバイル向けが「302SH」「303SH」の2モデル、合計7機種が発表されている。これらの端末の共通の特徴はバッテリーの持ちだが、中でもIGZO液晶を採用した3日間使えると謳うモデルをプッシュしていた。IGZO液晶の進化により、ディスプレーの高密度化も進み、冬春モデルでは487ppiという世界最高峰の超高密度液晶を実現している。
7機種の中でIGZO液晶を採用しているのは「SH-01F」「SH-02F」「303SH」「SHL23」の4機種。さらに487ppiに対応するのは「SH-02F」と「303SH」の2機種だ。
またソフトバンク向けの「302SH」と「303SH」のみの特徴として、ディスプレーの占有率が80.5%という狭額縁デザインの採用がある。このデザインを同社では「EDGEST」(エッジスト)と呼び、今後はさらに打ち出していくという。
最後に長谷川氏は今後の端末やサービスを総括して「2014年度、国内市場においてAndroid端末ナンバーワンメーカーを目指す」という目標を掲げ、説明会は終了した。
また、質疑応答においてドコモのiPhoneの取り扱いについて聞かれた長谷川氏は「状況は大きく変わってはいるが、とくに販売面での影響はない」とコメントした。