独自性でXperia、初心者向けでURBANO
小技が効いているのはAQUOS PHONE
最後にこれまで紹介できなかった便利そうな機能に触れる。
まずXperia Z1fは「WALKMAN」や「ムービー」「MusicUnlimited」などXperia独自のアプリが豊富にある。
とくに「WALKMAN」アプリは、コンパクトスマホを携帯音楽プレーヤー代わりに使いたい人は要注目。従来のXperiaシリーズと同じく「クリアステレオ」「Clear Phase」「ClearAudio+」など豊富な音質・音響設定を用意している。
画面設定には美しく高精細な画質を意識できる「X-Reality for mobile」と、寒い時期にはありがたい「手ぶくろモード(手袋をしたままの操作がしやすい)」もある。通話時にノイズを抑制するなど実は小技も多い。
URBANOはわかりやすい画面が特徴。通常のホーム画面でもアプリがケータイのメニュー画面を意識して整理されており、「エントリーホーム」に切り替えれば、さらにフォントサイズも大きくなる。ステータスバーの通知パネルも初期設定ではシンプル。ただしパネルやショートカットアプリのアイコンを増やしたりと使いこなせるようになればカスタマイズも面白そうだ。
アプリには歩数計の「デイリーステップ」、タニタの健康器具と連携する「ヘルスプラネット」をインストールし、健康が気になる高齢者にも楽しめる。京セラ独自の機能としては音声で機能を呼び出す「すぐごえ」と、手書きのメモが可能な「すぐ文字」を搭載。画面全体が振動して音声を再生するスマートソニックレシーバー機能で、騒がしい場所でも相手の声が聞こえやすいのも京セラならではの魅力的な要素だ。
AQUOS PHONE Xx miniは画面設定に「画質モード」があり、周囲の環境に合わせて最適な設定を自動的に行う「ユースフィット」モードがある。着信時に端末を裏返すと消音ができる「クイックサイレント」といった小技の機能も従来どおり搭載。
フィーチャーフォンやスマホ、iPhoneからデータが引き継げる「データ引継」設定、連絡先やメールフォルダを隠せる「シークレット設定」、アプリが電話帳へのアクセスを監視する「電話帳アクセスモニター」、ミュージックアプリで「サウンド効果」を選ぶと「DTS Sound」の設定を用意。実は「歩数計」アプリがあったり、3ラインホームで画面の切り替えがわかりやすいといった、初心者向けも意識している。

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