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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第160回

アップデートしたばかりのiOS 7.1を使いこなすワザ

2014年03月12日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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細かい部分のUIがブラッシュアップされた

 大幅な操作感は変わらないのだが、いろいろとUIに手が入れられている。まずは、文字の太さを変更できるようになった点に注目。システムフォントを少し太くできるのだ。筆者としては見やすくなったので、今後は太くしたままにしようと思っている。また、「ボタンの形」という設定も登場。

 今まではどこをタップしていいのかわからなかったリンクをボタンのように表示してくれる。デザイン性はやや損なわれるかもしれないが、こちらも有効にしておくと使い勝手が向上するだろう。

「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」の「文字を太くする」をオンにする。この設定変更をする際は、再起動が必要になる

左が標準の状態で、右が文字を太くしたところ。格段に視認性が向上している

「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」の「ボタンの形」をオンにする

ボタンが目立つように表示された

 電話の発着信画面もデザインが変更された。ボタン類が丸く表示されるようになったのだ。デザイン性の問題だと思うが、筆者としては以前の大きいボタンの方が操作しやすかった。ちなみに、電源をオフにする画面もアイコンが変更されている。

発信画面。発信ボタンが丸くなり、「発信」の文字も消えた

着信画面もボタンが丸くなった。文字を下に出すくらいなら、ボタン内に表示していた以前の方が押しやすかったのだが……

電源を落とす際のUIも変わった。左がiOS 7、右がiOS 7.1

 画面を見やすくする設定も細かくなった。従来は「コントラストを上げる」だけだったのが、「透明度を下げる」「色を濃くする」「ホワイトポイントを下げる」といった設定が用意されている。見やすさを重視するなら、すべてオンにするといいだろう。筆者としては、それほど視認性が変わらないのに、デザインがカッコ悪くなってしまうので、「透明度を下げる」と「色を濃くする」はオフに戻してしまった。ただし、「ホワイトポイントを下げる」を有効にすると画面の明るさを維持したまま、白い部分を少し暗くできるので、暗い場所で操作する際はオンにしている。

「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「コントラストを上げる」を開き、各設定を有効にする

「透明度を下げる」をオンにした場合、ホーム画面のドックがグレーになる

コントロールセンターもグレー表示になる。とはいえ元がアイコンなので、視認性はそれほど変わらず

通知センターは真っ黒になり、見やすい

左が標準の状態、右が色を濃くした状態。左上のボタンの色合いが濃くなっているのがわかる

Siriが男性の声も選べるようになった

 音声でiPhoneを操作できるSiriもバージョンアップ。一番大きな変更点は男性の声が選べるようになったこと。とはいえ、男性であれば女性の声のままでいいのでは。その女性の声も、以前よりも自然な感じで話すようになった。また、ホームボタンを押しながら話しかけて、終わったらボタンを離すと、最後まで聞き取ってくれるようになった。

 ちなみに、声の性別は男性/女性だが、Siriに性別を聞いても「性別は割り当てられていません」のようにかわされてしまうのは変わらない。

「設定」→「一般」→「Siri」の「声の性別」で男性を選べるようになった

音声がより自然になり、違和感なく利用できる

そのほかの使い勝手も色々と改善されている

 そのほか、いろいろな使い勝手もよくなっている。例えば、日本語変換も強化されており、「艦これ」が一発で変換できるようになった。地味な部分だが、気を配ってくれているのがわかる。

 アップルのリリースによると、ホーム画面がクラッシュする不具合を修正し、iPhone 5sの指紋認証機能の精度も向上しているとのこと。iOS 7のクラッシュには悩まされていたが、明らかに落ちにくくなっている。これは嬉しいところだ。指紋認証の精度は、言われると少しよくなっているような気もするが劇的な変化ではない。

 ネットで話題を集めているのがiPhone 4。今となっては数世代前の端末だが、iOS 7にすると動作が遅くなるので不満が出ていた。しかし、iOS 7.1にバージョンアップすると動作が劇的に改善されるのだ。最新OSは重そうと思っている以前のiPhoneユーザーもぜひアップデートすることをオススメする。

 中には首をひねるような変更点もある。音量や明るさを調整するゲージに慣性が導入されたのだ。フリックすると、ゲージがそのまま少し動くのだ。端でフリックすると、バウンドするおまけつき。細かい調整がしたい音量や明るさにこの機能は不要に思うのだが、いかがだろうか。

「艦これ」が一発変換可能になった

iPhone 4をiOS 7.1にアップデート。従来よりも格段にサクサク動く

ゲージの調整に慣性の法則が適用された。意図は不明

 何はともあれ、良いこと尽くめのiOS 7.1。特に大きな不具合も報告されていないし、iPhone 5sだけでなくiPhone 4以降のすべてのユーザーもアップデートすることをオススメする。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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