3月11日にiOS 7.1が公開された。iOS 7はバグフィックスなどで7.0.6まで細かく修正されてきたが、やっと新機能の追加も含んだアップデートがお目見え。今回は、アップデートしたばかりのiOS 7.1を使いこなすワザを紹介しよう。
アップデートには2GBの空き容量が必要
iOS 7.1が公開された。現在では、特にダウンロードが遅いということもなく、スムーズにアップデートできる。アップデータはiOS 7の場合218MBだが、iOS 5からだと1.1GBだった。さらにアップデート時には1.9GB以上の空き容量が必要になる。空き容量が足りない場合は、不要なキャッシュを削除したり、PCに入っている音楽データを一時的に削除するなどして確保しよう。
アップデータのダウンロードはWi-Fi接続が必要。また、アップデート完了まで10分前後かかるので、バッテリー残量もチェックしておくこと。アップデートが完了して起動したら、パスワードの入力を求められる。
今回はテストできないが、目玉機能の1つが「CarPlay」。iPhoneを自動車のダッシュボードにセットして、オーディオやナビゲーションシステムとして利用できるのだ。Siriを利用して音声操作も可能。昨年「iOS in the Car」として発表された機能で、ホンダやトヨタ、ボルボ、メルセデスベンツを始め、12のメーカーが採用を計画している。対応車は今年中には発売される予定。登場が楽しみだ。
標準のカレンダーアプリがやっと使い物になるか?
iOS 7のカレンダーアプリは使いにくくて評判が悪い。筆者が一番気になるのが、月間カレンダー表示で特定の日付をタップしたときに、予定を確認できず、そのまま1日のカレンダー表示に切り替わってしまう点だった。今回のバージョンアップで、月間カレンダーを少し小さくして、下のスペースに選択した日の予定が表示されるようになったのだ。また、日本の祝日を標準で表示できるようになったのも助かるところ。
HDRが自動的にオン/オフされるようになった
iPhone 5sのカメラ機能が若干強化された。まず、「写真とカメラ」設定に「バーストの写真をアップロード」という項目が追加された。この機能をオフにすると、フォトストリームにはバースト撮影した中からお気に入りの写真だけが保存されるようになる。容量の節約になるという仕組み。オンにするとすべての写真がアップロードされるようになり、PCにUSB接続した時にもすべての写真にアクセスできる。
また、HDRのモードに「自動」が追加された。詳しい動作内容が発表されていないため、試しに色々撮影したのだが、イマイチ基準がわからなかった。今後のアップル情報をチェックしたい。
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