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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第163回

Movesのライフログや写真をGoogleマップやGoogleアースに表示するワザ

2014年05月09日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 ライフログアプリの「Moves」がGPSデータをエクスポートできるようになった。そこで今回は、日々の移動データをGoogleマップやGoogleアースに表示したり、GPSデータを元に一眼レフで撮影した写真にジオタグを付けるワザを紹介しよう。

起動しているだけでライフログが取れる「Moves」のデータを活用する

Movesのライフログデータをエクスポートする

 Facebookが2014年4月に買収を発表したライフログアプリ「Moves」は、日々の移動データをエクスポートする機能を備えている。このデータをGoogleマップやGoogleアースに表示して、ビジュアル化してみよう。「Moves」については、「今は無料! Facebookが買収したライフログアプリ「Moves」を徹底解説」を参照して欲しい。

 従来は「Moves」のデータを利用するには、外部サービスを利用しなければならなかったが、最新バージョンではエクスポート機能を搭載。単体でGPSデータを出力できるようになった。一般的なGPSソフトで利用できるGPX形式をはじめ、Googleマップで利用できるKML形式など、8種類のデータをサポートしている。まずは、「Moves」のウェブページからログインし、ファイルをゲットしよう。

PCでホームページを開き、サインインする。スマホでもアクセスできるが、GPSのデータファイルを扱うので、PCの方が便利

「Export Data」をクリックする

「click here to download」をクリックする

ダウンロードしたファイルを解凍すると、各種データの圧縮ファイルがゲットできる。利用するデータを再度解凍しておこう

GoogleマップにKMLファイルを読み込む

 GoogleマップはKMLやKMZ、GeoRSSなどの形式を読み込むことができる。今回は一般的なKML形式のファイルを読み込んでみる。手順としては、「マイプレイス」から新しくマップを作成し、インポートする。

 すると移動ルートや立ち寄った施設などがマップ上に表示される。移動ルートも、徒歩はグリーン、公共交通機関はグレーと「Moves」と同じように色分けされているのでわかりやすい。それぞれのポイントもアイコン付きで登録されており、クリックすれば詳細を確認できる。

 2週間分くらいのルートを表示すると、普段どんな生活をしているのかがまるわかり。意外と、駅から自宅までのルートが一定していないなぁとか、あそこに行くのにこのルートは遠回りだった、とかがわかる。海外旅行ならそのまま思い出ルートになるし、ピクニックや山行なら参加者と共有してもいい。マイページのURLを送るだけでいいので、手間をかけずに共有できる。受け取った方も、開くだけで地図を表示できる。見るだけならGoogleアカウントさえ不要だ。

Googleマップを開いたら、設定から「マイプレイス」を開く

「以前のマイマップを使用して作成」をクリックする

「インポート」をクリックする

「ファイルを選択」をクリックする

ファイルを選択し、「開く」をクリックする

「ファイルからアップロード」をクリックする

データが読み込まれた。タイトルを付けて「完了」をクリックしよう。自分だけが閲覧したいなら、「限定公開」にチェックしておく

移動ルートや立ち寄ったポイントがGoogleマップ上に表示された

印刷ボタンの隣にある鎖のボタンをタップし、URLをコピーして共有したい人に送信する

リンクを開いたところ。Googleアカウントを持っていなくても、移動ルートを表示できる

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