プライベートでのコミュニケーションで大人気の「LINE」だが、ビジネスやプロジェクトを進めるためのツールとしては使いにくかったり、足りないところがある。そんな時にオススメなのが「ChatWork」。複数ユーザーで情報を共有するための新しい形のグループウェアだ。今回はビジネス版「LINE」とも言える「ChatWork」を情報共有に活用するワザを紹介しよう。
チャットベースのグループウェア「ChatWork」
複数の人たちで何らかの作業を行なうとき、どのように情報を共有しているだろうか。メールが一番手軽だが、同報やCCにユーザーを入れ忘れたり、話題が散逸してしまいがち。利用するデバイスによっては、すべてのメールを閲覧できず、話題の流れを追うことも困難だ。Facebookメッセージだと利用していない人がいるし、「いいね!」などの操作でメッセージの順番が変わってしまう。LINEだとプライベートのメッセージに埋もれてしまうし、端末が変わるとそれまでのやりとりがなくなってしまう。そもそも、SNSだと間違った相手に返信してしまう誤爆も怖い。
そこで、オススメなのがグループウェアだ。無料で利用できるグループウェアはいくつかあるが、今注目されているのがChatWorkだ。チャットをメインにしたグループウェアで、無料でも14個までのグループチャットが可能。通常、プロジェクトを15個以上同時進行させることはないだろうから、そうそう不足することはない。
まずは、アカウントを作成。メールアドレスさえあれば、誰でも無料で作成できる。電話番号での認証なども不要だ。ログインしたら、まずは情報を共有する人のメールアドレスからコンタクトを追加しよう。Facebookアカウントと連携し、ChatWorkを使っている友人を自動的に追加する設定を有効にすれば、ボーナス特典がもらえる。コンタクト人数が最大40人から無制限に、ストレージ容量も50MBから500MBになる。本格的に利用するならぜひ有効にしておきたい。もちろん、ChatWorkを使っていない人には迷惑なメッセージなどは送られないので、安心していい。
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チャットワーク - iPhone/iPad版 ![]() |
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価格 | 無料 | 作者 | ChatWork Inc. |
バージョン | 3.1.0 | ファイル容量 | 10.6 MB |
カテゴリー | 仕事効率化 | 評価 | ![]() ![]() ![]() |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 6.0以降 |
チャットのデータはクラウドに保存される
ChatWorkのデータはクラウドに保存される。LINEのように、端末上に保存されているわけではないのが特長。例えば、会社やサークルを辞めた時に、チャットからアカウントを削除するだけで、そのユーザーは情報にアクセスできなくなる。それまでやりとりしていた情報が見られなくなるので、情報の漏洩を防止できるのだ。
無料アカウントでもグループチャットは14個まで作成可能。同じプロジェクトで複数のグループチャットを作ることも可能だ。例えば、全員が参加するグループのほかに、運営方法を議論する幹部だけのグループや、取引先も含んだ情報伝達用のグループなどを併用できる。アクセス権限も設定できるので、関係者を適切に絡められるのが便利だ。
チャットはテキストだけでなく、ファイルを添付することも可能。画像やPDFをはじめ、端末で表示できるファイル形式なら、プレビューできる。

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