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今、買うべき春デジギア2014第1回

ASCII.jp編集部フィアット小林がオススメ

新しいThinkPad X1 Carbonは地味な進化こそうれしい

2014年03月04日 11時00分更新

文● フィアット小林

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 ThinkPad X1 Carbon(Gen1)の登場から1年強が過ぎ、新製品「新しいThinkPad X1 Carbon」へと進化した。ひとことで語るなら驚きの新製品。

 ぶっ飛びすぎていて、これまでのThinkPadの流儀の枠を大きく逸脱している面もあるが、オーソドックスなThinkPadが欲しいのであれば、ThinkPad X240sやThinkPad T440sといった選択肢もあるわけで、賛否両論ありつつも、新しいThinkPadの世界を広げてくれる製品の登場はやっぱり歓迎だ。

薄いよ~、そして平らになるよ~な新しいThinkPad X1 Carbon

 では新しいThinkPad X1 Carbonは、これまでのThinkPad X1 Carbonに比べてどこがいいのか? 実機に触れてまず最初にいいと感じたのは、意外と地味なポイントだった。具体的には、充実した接続端子。特に本体にLANカードを内蔵し、有線LAN接続ができる点である。満足度の高いこれまでのThinkPad X1 Carbonだったが、Ultrabookゆえの不満がなかったわけではない。

 特に不自由と感じていたのがUSB端子の少なさだった。左サイドにUSB 2.0、右サイドにUSB 3.0の端子を持つが、仕事で使うマシンとしては少し心もとない。特に社内で使う際には有線接続が必要というケースが多いが、そのためにUSB端子をひとつ消費してしまうというのは結構厳しい。さらに、内蔵するSSDの容量も128GBと決して多くはないので、一眼レフで撮影した写真や動画、ハイレゾ楽曲などを保存するとすぐいっぱいになってしまう。バックアップ用の外付けHDDを接続するとそれで終わりというのではあまりにも寂しい。

LANにつながります。
変換アダプターも当然のようにThinkPadです。

 使いたいUSB機器は、これ以外にもマウス、ドキュメントスキャナー、プリンター、iPhone、データ交換用のUSBメモリー、BDドライブ……などたくさんあるのだ。結局、10ポートのUSBハブを用意して、LAN-USB変換アダプターまたは外付けHDDをハブにつないでいる。あまりスマートに使えているとは言えない上、長時間使っているとUSBドライバーが落ちてしまったり、ひょんなトラブルで機器が使えなくなってしまったりと不自由さもあった。ブリッジやハブを介しての接続ではなく、ネイティブのLANカードを内蔵しているという点も信頼性につながる。

新しいThinkPad X1 Carbonは、後ろから見てもロゴの向きがきちんと正しくなるのだ。

 「いろいろ変わってるのに、結局USB端子?」と読者は思うかもしれないが、オンラインストレージあるじゃん的な突込みもありそうだが、俺はケーブルがあればつなぎたいのだ。もうひとついうなら、これまでのThinkPad X1 Carbonでも、携帯性とスペックのバランスは絶妙だったし、キーボードもUltrabookとは思えないほど快適なうち心地で、ディスプレーの解像度も十分に高かった。つまりとても完成度が高かったからこそ、とても気になっていたポイントとも言える。

変なレイアウトのキーボードなのだが、使っていれば慣れる。そしてタッチはかなりいい。

 液晶ディスプレーを平らに開いても安定したり、解像度が超高解像度に変わったり、タッチ対応でもこれまでのThinkPad X1 Carbonより薄かったり、パームレストのポジションがほんの少しだけ低くなった分、キーボードの打鍵感が改善されたりと、ほかにもいいポイントはあるのだが、これらはほかの記事でも十二分に触れているポイントなので、割愛。Adaptiveキーボードや、クリックボタンが一体化したトラックパッドも使ってみると意外に慣れる。15年以上の年月を経て、ThinkPadのインターフェースに飼い慣らされた筆者でもなんとかなっている(ような気がする)。

 というわけで、Windows 8.1時代のビジネスに耐えうる、実用性の高いマシンを求めている人なら、新しいThinkPad X1 Carbonに注目だ。と普通に終わります。

フィアット小林

 昨年FIAT500cを買っただけで、80年代のえせお笑い芸人みたいなニックネームを名乗らされてしまった哀れな編集者。1998年に入社していらい、気付いたら30代最後の年になってしまった。パソコン選びでは派手さより、実用性を重視。ThinkPadは、ThinkPad 560とかThinkPad X20とか薄型のマシンに愛着がある。新しいThinkPad X1 Carbonは画面キャプチャーが撮りにくくなければ完璧だった。

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