会社への行き帰りの電車の中、席には座れず、右手で吊り輪を持ち左手はスマホでゲーム。ここ1年くらいの私の日常だが、いつもひとつの不満があった。たとえばパズドラなんかだと、けっこうはげしく指で画面上をすべらせるし、ダンジョン切り替えボタンは右上にあるので、左手のみで操作しているとスマホを落っことしそうになるのだ。
私が今使っているのは、1年半前に買った画面が4.7インチのスマホ。普通に持つと画面の上方5分の1くらいに指が届かない。で、手のホールドをゆるめて上のほうをタップしようとすると落としそうになるというワケ。そんなときに出会ったのがこの「AQUOS PHONE Xx mini」。
miniって名前だけど、実はiPhone 5sより少し大きい。が、これが私の手には非常に心地のいい大きさ。今使っているものより“ひとまわり”小さい印象だが、画面は4.5インチでしかもフルHDなので、全然小さく感じない。これはシャープが“EDGEST(エッジスト)”と呼んでいる細ーくしたフレーム(パソコンふうに言うならベゼル)のおかげ。いつものゲームもほとんど同じ感覚で遊べた。たぶん、これより小さいと、今度はちょっと小さすぎると思う。特に最近老眼が入ってきたので小さい文字とか読みにくいのよ。

本体デザインはいたってシンプル。カラバリはブラックほか、ホワイト、レッド、ブルーなど全8種類。もちろんIGZO液晶搭載で画質の良さは折り紙付き。
もちろん国産アンドロイドスマホらしくサイズ以外のスペックも抜かりがない。たとえば、当然のごとく防水(IPX5/IPX7)で、これは大きさが近いiPhone 5sには無い利点。ほかにもいくつか独自機能があるけど、私が「いいな」と思ったのが“Bright Keep”という機能。端末を持っている間は操作しなくても画面オンのまま、端末を置いたら画面オフになるというもの。本体が小さいぶん、バッテリー容量も最近の機種の中では少なめなので、これは省電力にもなりそう。
近頃は“ファブレット”と言って大きめの機種がはやりだ。たしかに画面が大きいことの利点と魅力はわかる。でも、通勤電車にゆられて片手で操作したい人には(そして落っことしそうになってる人には)、「AQUOS PHONE Xx mini」は最適な答えと言えると思う。
身の丈にあった大きさというか、まぁ手になじむというか、道具ってこうでなくちゃね。
主なスペック | |
---|---|
製品名 | AQUOS PHONE Xx mini 303SH |
キャリア | ソフトバンク(シャープ製) |
価格 | 4万2000円前後(MNPなら実質負担金0円) |
CPU | MSM8974(2.2GHz、クアッドコア) |
メモリー | RAM 2GB、ROM 16GB |
ディスプレー | 4.5インチIGZO液晶(1920×1080) |
カメラ | メイン1310万画素、サブ120万画素 |
バッテリー | 2120mAh |
サイズ/重量 | 約幅63×高さ124×厚さ9.9mm/約 117g |
OS | Android 4.2 |

週刊アスキー副編加藤兄
まわりの人と比べても「手デカいね」と言われるほう。アプリのタップ範囲が下のほうに固まっていれば、4.7インチのスマホでも問題ないんだけどなー。
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