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集中の妨げとなる敵を撃破する新兵器

世界最小モバイルエスプレッソマシン「Handpresso」を試す

2014年02月17日 12時00分更新

文● 四本淑三

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後片付けが簡単で静かなのが素晴らしい

 全体的な作業としては、ピストルに弾をつめて引き金を引く感じ。それゆえ引き金に手をかけるときには銃口、すなわち抽出口の向きに気をつけないと危険です。自分の顔に抽出液がかかる可能性もありますし、カップ以外の所にコーヒーが命中することもあります。

とても美味しそうな抽出液

 さて。当たり前とはいえ、出てきたものは、ちゃんとしたエスプレッソなんですね。前に使っていた全自動エスプレッソマシンと較べて味も遜色なし。ただ、段違いに違うのが、後片付けが簡単なこと。抽出後のカフェポッドを捨てて、タンクやフィルター部分を水で流すだけ。小さい上に構造が単純なので、メンテは全自動エスプレッソマシンとは比べ物にならないほど楽ちんなのが素晴らしい。1人分をちゃちゃっと淹れるなら、これで十分です。

フタ裏側の抽出フィルターは唯一汚れが溜まりそうな部分だが、油脂分が少し残る程度で洗浄は簡単

 しかも、熱湯さえあればどこでもエスプレッソの野点ができる。アメリカ人は魔法瓶にコーヒーを入れて仕事に出かけるそうですが、それと似たようなことがエスプレッソ好きにも許されるというのも素晴らしい。

 もちろん、そうしたモバイル用途を前提にして考えられた製品なのでしょうが、自宅で使う際に素晴らしいのは、電動のように、ガッタンバコバコと大きな音がしないことです。だから深夜でも気兼ねなく使えるのがいい。大体、エスプレッソが必要なのは、回りが寝静まった頃なので。

Handpressoの大きさは約幅220x奥行100x高さ70mm、重さは500g。エスプレッソがないと生きていけない方には、大した重さでも大きさでもありません

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