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集中の妨げとなる敵を撃破する新兵器

世界最小モバイルエスプレッソマシン「Handpresso」を試す

2014年02月17日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 それぞれの職業における、職務執行上の必需品というのがありましょう。ライターにはパソコンとコーヒーが欠かせないのであります。ひたすらキーを叩くだけの座業。大雪が降ろうが、地震が来ようが、その繰り返し。締め切りだけは、何が起ころうとやってくるのです。

 が、それも集中力が続く限りにおいての話。徐々に襲ってくる睡魔や、YouTubeの無駄視聴、楽天やAmazonでの無駄購買及びその前駆運動としての購買リサーチ検索。そのほか、さまざまな誘惑と戦わなければなりません。

 私はそうした集中の妨げとなる敵を撃破する最終兵器として、全自動エスプレッソマシンを所持しておりました。コーヒー豆と水を入れておけば、スイッチを押すだけで豆を挽くところから全部やってくれる。十ン万円もする上にかなり場所を取る機械でしたが、これでカッと気付ができるというので、便利に使っていたわけです。

 ところが舶来品ということもあり、たまに壊れる。でも壊れたら直せばいい。モノなんだから仕方がない。が、そのマシンのメーカー、マシン購入後に日本法人を解散しまして、販売会社が変わり、メンテナンスがどうもこの……。以降、マシンは故障したまま放置しておりました。

 その後はペーパードリップとか、最近ではセブンイレブンの100円コーヒーなんかを利用していたわけですが、敵を撃破する能力が低く、エスプレッソには敵わない。でも全自動マシンは高くてデカい。とはいえ、それ以外の方法でエスプレッソを淹れるのは手間暇かかるし面倒くさい。というので諦めていたわけです。

 ところが、私と同じ全自動エスプレッソマシンを所持していた知り合いの漫画家先生が、ある日「これ、ぜんぜん使える大丈夫!」と言うので、試しに買ってみたわけです。それがこの「Handpresso」

 世界最小をうたうハンディタイプのエスプレッソマシンで、エスプレッソの抽出に必要な空気圧は、自分の手でポンピングして得る。だから電源不要で、熱湯さえあればどこでもエスプレッソが飲めるというもの。ソフマップの通販で、9390円でした。


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