アメリカのコーヒーチェーン、ブルーボトルコーヒーが、今年に入って東京の清澄白河と表参道に店舗を開き、連日行列ができるほどの人気のようです。このチェーンのコンセプトは、古くからある日本の喫茶店から影響を受けているそうです。
これで絶滅の危機に瀕している日本古来のカフェ文化が再評価される流れになるのかどうか。それは定かではありませんが、しかし、コーヒーといえば毎朝飲むものです。コーヒーチェーンも喫茶店も、早朝からはやっていないし、家からも遠かったりするわけです。
そこで自宅でコーヒーを淹れる器具が数多く販売されています。私は手動ポンプ式のエスプレッソマシン「ハンドプレッソ」を愛用してきました。電気を使わない、音がしない、後片付けが楽ちんと、高いマシンに比べてもメリットが多く、いまだに気に入って使っています。30mlほどの濃厚な抽出液を、好きなときにカッと飲み干せるのは最高です。
ですが、たまに普通にドリップしたコーヒーをゴクゴク飲みたくなることもあるわけです。それで以前から気になっていたのが、アメリカ生まれのまったく新しいコーヒー抽出機「エアロプレス」です。「誰でも簡単に美味しいコーヒーが淹れられる」との触れ込みで、ウェブメディアでは話題になっており、YouTubeでも実演動画が公開されています。
ブルーボトルに行って並ぶ時間はないけど、ポチるくらいはすぐできるぞというので、自費で購入し1ヵ月ほど使ってみました。そして先の売り文句に間違いはないと確信しましたので、ここにご報告させていただく次第です。
2009年のワールドバリスタチャンピオンシップ優勝者、Gwilym Daviesの実演動画。YouTubeにはこの種の動画がたくさん上がっています |
(次ページでは、「エアロプレス発明者は意外な人物」)
