
ゲーミングPCを買おう、というのが今回の企画の主旨。
世間ではゲームに特化したパソコンが人気──というのは、ASCII.jp読者であればほとんどの人が知っているはず。とはいえ、「普通のPCとゲーミングPCのどこが違うか」と突っ込んで聞かれると、意外に知らないことが出てくるというケースも多いのではないか。
高性能で高画質……というところは理解していても、上を見ればきりがない。さまざまなバリエーションがある製品の中から予算と性能のバランスが取れた1台を選ぶとなると、自作パーツの最新動向なども含めた、それなりの知識が必要になる。
しかし、心配することはない。ここではゲーミングPCを選ぶ上で最低限知っておきたいポイントについて解説する。短時間でここだけ押さえておけば、自分に合ったマシンを選ぶための一通りの知識が得られるはずだ。
素朴な疑問、普通のPCとゲーム用PCって何が違うの?
【Q1】ゲーミングPCって普通のパソコンと何が違うの?
一般的にはパソコン用のゲームソフトが快適に遊べるパソコン全体を指す。イメージしやすい大型かつ重厚な筐体のデスクトップPCだけでなく、ノートPCでもゲーミングPCと呼ばれるものがある。

予算やスペック、そして外観もそれぞれで、明確な定義はないが、大まかに考えると、高精細な描写が得られる、高性能なグラフィックスカード(GPU)を搭載している点はゲーミングPCの最低限の条件だと言っていい。したがってマシンを購入する際には、必ずどんなGPUが搭載されているかに注目しよう。
【Q2】ゲーミングPCってやっぱり高価なの?
ゲーミングPC=高性能なパソコンと思われがちだが、実はすべての面でハイスペックなマシンを選ぶ必要はない。高価なパーツを詰め込めば、その分だけ高価になるし、実際、価格も青天井。本体だけで30万円や40万円といった製品も見かける。
しかし、市場に出回っている製品のラインアップを眺めると、10万円以下(場合によっては5~6万円)のレンジに収まる製品もかなり多く、中級機程度のビジネスPCを選ぶ感覚で買える製品も少なくない。
どんなゲームを遊ぶのか、どのスペックを重視するかを適切に押さえていけば、コストを抑えつつ、満足性能や使用感を得ることが可能だ。
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