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「iPad Air」「iPad mini Retina」—Appleスペシャルイベントレポート

2013年10月25日 23時00分更新

文● 鈴木淳也(Junya Suzuki)

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15インチモデルは、
Intel Iris Pro Graphics(GT3e)搭載の「Crystalwell」を採用

 スライドでは15インチモデルの搭載プロセッサーとして「Crystalwell」が紹介されていたが、これはSoCであるHaswellの構成でも最上級の内蔵GPU、Intel Iris Pro Graphics(GT3e)を搭載したものだ。GT3eはeDRAMと呼ばれる内蔵メモリーをSoC内に取り込んだ製品で、CPU内蔵GPU(iGPU)ながら高性能をセールスポイントとしている。dGPUと合わせ、グラフィック性能面で最上級の構成を採っている点が、薄型軽量を目指しながらハイエンドのニーズをきちんと押さえているMacBook Pro 15インチモデルの優れたところだといえる。

Retina版MacBook Proの15インチモデルに言及。搭載プロセッサーは「Crystalwell」となっている。あまり聞かない名称かもしれないが、HaswellのSoC構成でも「GT3e」というeDRAMを内蔵したIntel Iris Pro Graphicsの最上位モデルの開発コード名

ディスクリートGPU(dGPU)としてNVIDIA GeForce GT 750Mの2GBビデオメモリー搭載版を内蔵し、CPU内蔵GPU(iGPU)とdGPUともにノートPC製品としてはグラフィックスに関して最上位クラスの構成になっている

その代わり、バッテリー駆動時間は8時間と13インチモデルと比較してやや短めになっている。パフォーマンス重視かが選択のポイントだろう

15インチモデルは8GBメモリーに256GBストレージの最小構成で20万4800円となっている

 なお、価格は13インチモデルの最低構成で13万4800円から、15インチモデルは20万4800円からとなっている。販売開始は発表同日からで、すでに店頭販売が開始されている。

9月に発表された最新MacBook Airを含めた最新MacBookラインナップと価格一覧。Retinaディスプレイモデルが比較的手頃な値付けになっている印象を受ける

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