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「iPad Air」「iPad mini Retina」—Appleスペシャルイベントレポート

2013年10月25日 23時00分更新

文● 鈴木淳也(Junya Suzuki)

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PCIe接続フラッシュストレージ、11ac、Thunderbolt 2採用
Haswell版MacBook Pro Retina

 前回9月のスペシャルイベントではサイレントアップデートも含め、MacBook Air、iMac、Mac miniの3製品ラインナップも更新が発表されたが、今回はいよいよその残り製品のアップデートとなる。注目はやはりMacBook Pro Retinaディスプレイモデルで、Haswellこと第4世代Intel Coreプロセッサーを搭載したモデルの登場となった。

次はMacBookでハードウェア。ワールドワイドマーケティング担当SVPのフィル・シラー(Phil Schiller)氏が登場

まずは前回アップデートが行なわれなかったMacBook Pro Retinaディスプレイモデルの13インチモデルから

 Haswellの特徴として、省電力性とGPUの大幅強化が挙げられる。Mavericksとの併用でこれはいかんなく発揮され、バッテリー駆動時間にして前モデルの7時間から9時間となり、iTunes動画でも9時間の連続再生が可能になったとAppleでは説明する。また、Haswell世代へのアップデートによりI/Oまわりも強化され、より高速なフラッシュストレージへのアクセスやThunderbolt 2搭載によるスループットの向上、そしてIEEE 802.11acへの対応など、ありがたい更新となっている。

CPUには第4世代Intel CoreプロセッサーであるHaswellを採用し、CPU内蔵GPU(iGPU/integrated GPU)はIrisベースとなったことで大幅にパフォーマンス向上

トータルでは低消費電力駆動が可能になったため、従来比約1.3倍のバッテリー駆動時間が可能になり、iTunes動画で9時間の連続再生ができるようになっている。プレゼンテーションではバットマン最新3部作(1本あたり2時間半強)の連続再生が可能とアピールしている

プラットフォーム刷新によりI/Oまわりも強化されている。PCIe接続の高速フラッシュストレージのほか、IEEE 802.11acサポート、そしてThunderbolt 2採用によるスループット倍増など、全体に高速化が行なわれている

 13インチモデルの場合、GPUは内蔵型のiGPU(CPU内蔵GPU、integrated GPU)となるが、15インチモデルではディスクリート型のdGPU「NVIDIA GeForce GT 750M」(2GB)も加え、省電力性とパフォーマンスの両方を適材適所で使い分けることが可能になっている。

13インチモデルは4GBメモリー、128GBストレージの構成で、本体価格が13万4800円

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