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厚さ9.9mmで重量780g、11.6型Winタブ「VAIO Tap 11」

2013年10月25日 11時00分更新

文● 高橋量

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薄さ9.9mm! 世界最薄コンパクトボディ

 VAIO Tap 11に触れてまず驚くのが、本体の薄さと軽さだ。高さはわずか9.9mmで、重量は約780g。実際に手に取ると、1枚の板を持っているかのような感覚を受ける。iOS/Android搭載の10型タブレットと比べると標準的だが、11.6型のWindows 8タブレットとしては驚異的な携帯性だ。

Haswell搭載の11.6型Windows 8タブレットとしては世界最薄。とにかく薄くて軽いので、片手で持つのもまったく苦にならない

 フットプリントは幅304.6×奥行き188mmで、A4サイズよりもやや小さい程度。本体全面でバランスが均一に保たれた「オムニバランスデザイン」を採用していることもあって、パッと見た感じではAndroid搭載の「Xperia Tablet Z」のような印象を受ける。だが、Xperia Tablet Zと比べると本体サイズがふた回りほど大きく、液晶ディスプレーのベゼルもやや大きめ。これまでのVAIOシリーズとは一線を画するデザインで、いうなれば「XperiaのようなVAIO」だ。

1920×1080ドットのフルHD表示が可能な液晶ディスプレー。色域の広い「トリルミナス ディスプレイ for mobile」と高画質化エンジン「X-Reality for mobile」搭載で、映像はとても鮮明だ

パネルには視野角の広いIPS液晶を採用。斜めから見ても映像が見えづらくなることがない

 背面にはスタンドが配置されおり、本体を自立させることができる。スタンドは115〜130度の間で無段階に角度を調整可能。本体を立てた状態で画面をタッチしても動くことはなく、しっかり安定している。

VAIO Tap 11の本体背面。スタンドのほかに、有効画素数799万画素のWebカメラも配置されている

スタンドの幅は細めだが、しっかりと安定していてグラつくことはない

スタンドは115〜130度で角度を調整できる

 インターフェース類は、外付け機器用にUSB 3.0端子、映像出力用にmicorHDMI端子が用意されている。そのほかについては、microSDメモリーカードスロットやオーディオ端子類など。端子類はカバーで保護されているため、ホコリやゴミなどが溜まりにくくなっている。

VAIO Tap 11の本体上面

カバーを開けるとメモリーカードスロットの横に、SIMカードスロットのようなスペースがある。将来的にはLTEモデルも発売されるのだろうか?

本体背面側上部から見たところ。サポートソフトが起動する「ASSISTボタン」とmicroSDカードスロットが配置されているのが分かる

本体下部にはインターフェース類は配置されていない

右側面には左から、音量ボタンと電源ボタン、ヘッドホン端子が用意されている。電源ボタンはどことなくXperia風だ

左側面にはカバーの下にフルサイズのUSB 3.0端子とmicroHDMI端子が配置されている

 一般的なタブレットに比べると11.6型は大きな部類に入るが、VAIO Tap 11はスリムかつコンパクトなため、実際に手に持つと大きいという印象はほとんど感じない。むしろ、機能性を兼ね備えたシンプルなデザインで、非常にスマートなイメージのある魅力的なガジェットであるように思う。


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