薄さ9.9mm! 世界最薄コンパクトボディ
VAIO Tap 11に触れてまず驚くのが、本体の薄さと軽さだ。高さはわずか9.9mmで、重量は約780g。実際に手に取ると、1枚の板を持っているかのような感覚を受ける。iOS/Android搭載の10型タブレットと比べると標準的だが、11.6型のWindows 8タブレットとしては驚異的な携帯性だ。
フットプリントは幅304.6×奥行き188mmで、A4サイズよりもやや小さい程度。本体全面でバランスが均一に保たれた「オムニバランスデザイン」を採用していることもあって、パッと見た感じではAndroid搭載の「Xperia Tablet Z」のような印象を受ける。だが、Xperia Tablet Zと比べると本体サイズがふた回りほど大きく、液晶ディスプレーのベゼルもやや大きめ。これまでのVAIOシリーズとは一線を画するデザインで、いうなれば「XperiaのようなVAIO」だ。
背面にはスタンドが配置されおり、本体を自立させることができる。スタンドは115〜130度の間で無段階に角度を調整可能。本体を立てた状態で画面をタッチしても動くことはなく、しっかり安定している。
インターフェース類は、外付け機器用にUSB 3.0端子、映像出力用にmicorHDMI端子が用意されている。そのほかについては、microSDメモリーカードスロットやオーディオ端子類など。端子類はカバーで保護されているため、ホコリやゴミなどが溜まりにくくなっている。
一般的なタブレットに比べると11.6型は大きな部類に入るが、VAIO Tap 11はスリムかつコンパクトなため、実際に手に持つと大きいという印象はほとんど感じない。むしろ、機能性を兼ね備えたシンプルなデザインで、非常にスマートなイメージのある魅力的なガジェットであるように思う。