非の打ち所がないスペックの超高機能端末
「Optimus G Pro L-04E」は、LGエレクトロニクスが国内で発売した12機種目のスマホである。同社製のスマホはハイスペックな「G」のほか、デザイン重視の「LIFE」、スマホとタブレットの中間的な「Vu」、コンパクトな「it」の4カテゴリーに大別されるが、Optimus G Proはハイスペックな「G」の中でも最高峰に君臨する王様モデルである。
※内容は原稿執筆時点のものです。
LGエレクトロニクス製の国内向けスマホ一覧
(キャリアはドコモが基本。カッコ内のみau)
ハイスペック系
- Optimus G Pro L-04E
- Optimus G L-01E
- Optimus G LGL21(au)
デザイン重視系
- Optimus LIFE L-02E
- Optimus LTE L-01D
- PRADA phone by LG L-02D
スマホとタブレットの中間系
- Optimus Vu L-06D
- L-06D JOJO
コンパクト系
- Optimus it L-05D
- Optimus X IS11LG(au)
- Optimus chat L-04C
- Optimus bright L-07C
旧機種からのマイナス点はほぼなし
基本機能は旧機種の「Optimus G」から大幅に進化。OSは国内スマホ最新のAndroid 4.1。1.7GHzクアッドコアCPUと5型フルHD(解像度は1920×1080ドット)ディスプレーに加え、3000mAhバッテリーは国内屈指の大容量。
参考までに、CPUを含む総合的なベンチマークを「AnTuTu 安兎兎ベンチマーク」にて測定してみたところ、旧機種「Optimus G LGL21」の14083を上回る18739という好結果が得られた。8コアCPUを搭載する「GALAXY S 4」(グローバルモデル)には負けたが、ライバルのGALAXYシリーズを抑え、性能は事実上国内首位である。
実際の操作感もきわめて快適。ブラウザーのズームからカメラの起動/撮影まで、あらゆる操作をキビキビとストレスなく行なえたことは言うまでもない。「Xi」の112.5Mbpsに非対応な点だけは惜しいが、むしろ新たにXiの800MHz帯に対応したことで、より広いエリアでXiを利用可能になった点は素直に喜ぶべきだろう。
しっかり押せてカッコイイ物理的なホームキー
正面下部のホームキーは、最近のスマホで珍しい物理ボタンである。クリック感はやや少ないが、ホームキーでロック画面を点灯できるのはやはり便利。またホームキー周囲にはLEDを搭載し、充電中はまるでスヤスヤと寝息を立てているかのように穏やかに明滅する。アップル製ノートブックのような遊び心がムダにカッコイイ!
背面カバーを取り外せないため、microSIMカードとmicroSDカードは右側面のスロットから出し入れ。カメラの場合は音量キーでシャッターを切れる。カメラとワンセグ、モバキャス以外では電源キーと音量下げるキー同時長押しでスクリーンショットを撮影できる

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