ドコモ春モデルの最後を飾る
LGエレクトロニクス「Optimus G pro L-04E」
LGエレクトロニクスは、4月4日に発売するNTTドコモ向けの最新スマートフォン「Optimus G Pro L-04E」と、2月末にスペイン・バルセロナで開催されたMobile World Congress(関連記事)で展示されたグローバルモデルの記者向け展示発表会を開催した。
冒頭の挨拶で登壇したLGエレクトロニクス モバイルコミュニケーション 統括部長 首藤 晃氏は「日本では細々と展開させてもらっているが、アメリカではおかげさまで評判が良く、「Optimus G」は2012年の顧客満足度で首位になった。販売台数も好調だ」と語った。
次に登壇した、同社のPR&デジタルマーケティング 次長 金 東建氏は現在LGがグローバル展開する4シリーズを解説し「Gはハイエンドモデル、Vu:はタブレット的な使い方を提案、Fは4G LTE市場を広めるためのミドルクラス、そしてLは新興国向けに提供するモデル」だとした。グローバル市場は今後、4G LTEが現在の約3倍になる予定である。LGはLTEの特許保有率で約23%とトップであり、さらにLTEに力を入れていく考えだ。
4月4日に発売予定の「Optimus G Pro」が紹介され、グローバル版との違いと、なぜ違いができたのかを同社MC コミュニケーションプロダクト 課長 金 希哲氏が説明した。グローバル版では5.5型だったG Proだが、日本版が5型になったのには韓国やアメリカと、日本におけるスマホの使い方が異なるためだという。
韓国では若い女性も含めて5~6型のサイズが一般的である。文章をタイピングするときには両手で打つこと、また通話はBluetoothのヘッドセットを使って、カバンの中から出さずに行なうことが理由だ。反面、日本では通話時に耳につけるやり方が主流のため、あまりにも大きなサイズだと受け入れられにくいとのこと。片手でどれだけ持ちやすいかということが重視されるのである。
なお、この5型のG Proはおサイフケータイやワンセグなど国内向け機能も含め、日本向けに開発されたモデルだという。LGの、日本市場に対する力の入れ方がわかる。
日本市場向けにカスタマイズされたOptimus G Proのスペックだが、CPUは1.7GHz動作のクアッドコアCPU、サイズは約70×139×10mm、重さ160g。ディスプレーは同社が新設計した「ゼロギャップ・タッチ」という、タッチセンサーとカバーガラスを一体化した液晶パネルを採用した、5型(1080×1920ドット)を搭載している。バッテリー容量はユーザーの不満を解消すべく、3000mAhの大容量、リアカメラは1320万画素CMOS、フロントカメラは240万画素CMOSを搭載している。ハイエンドにふさわしい性能を誇っている。
日本版「Optimus G Pro」
Optimus G Pro グローバル版はデカイ!
NTTドコモ「Optimus G pro L-04E」の主なスペック | |
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メーカー | LGエレクトロニクス |
ディスプレー | 5型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 約70×139×10.0mm |
重量 | 約160g |
CPU | Snapdragon S4 Pro APQ8064 1.7GHz (クアッドコア) |
メモリー容量 | ROM:32GB/RAM:2GB |
外部メモリー | microSHXC(最大64GB) |
OS | Android 4.1 |
Xi対応 | ○(下り100Mbps) |
Xi対応周波数 | 2GHz/1.5GHz/800MHz |
無線LAN | ○ |
テザリング | ○(最大8台) |
カメラ画素数 | リア:約1320万画素CMOS(裏面照射型) イン:約240万画素CMOS(裏面照射型) |
バッテリー容量 | 3000mAh(交換不可) |
FeliCa | ○(+NFC) |
ワンセグ | ○ |
NOTTV | ○ |
赤外線 | ○ |
防水/防塵 | × |
Qi | × |
miniUIM | ○ |
連続待受時間(3G/LTE) | - |
連続通話時間(3G) | - |
カラバリ | Platinum White/Indigo Black |
発売時期 | 4月4日 |