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じゃあ、いつ撮るのか? 今でしょ! ニコニコ超会議2013 まとめレポート 第8回

車体にパッチパネルを内蔵したニコニコカー弐号機がお披露目!

2013年04月28日 14時00分更新

文● 伊藤真広

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ニコニコカー弐号機とFLEX Girlsの皆さん

 「ニコニコ超会議2」の「超車載ブース」で、このほどデザインのお披露目を迎えたニコニコカー弐号機。今回披露されたのはデザインと製作途中の一部内装のみだが、いまから完成した時に中継される放送映像のクオリティーを期待させる様子となっていたので、その全貌をご紹介しよう。

 今回、ニコニコカー弐号機になるのは、先代のニコニコーのベースとなったフォルクスワーゲン トランスポーターから車体が二回りほど大きくなった、トヨタから提供された「ハイエースグランドキャビン」をベースに、中古車情報ウェブサイトのFLEXがカスタム協力をして生み出され世界最強(自称)の車載カーになる予定とのこと。

左方向のサイドパネルのデザインはこんな感じ

右方向のサイドパネルのデザインはこちら

 車体のデザインは、ユーザーから公募で集まったデザインの中からnyabeさんとやるお@生主さんの2人のデザインの良いところを掛けあわせて生み出されたもの。先代のニコニコカーの可愛らしい雰囲気のデザインから一転して、スタイリッシュなイメージに仕上がっている。

 車体が大型化したことで居住性がアップすることはもちろん、内部に搭載予定の生中継用の機材が大幅にレベルアップしており、これまで以上にハイクオリティーかつ大規模な映像配信が可能になる予定だそうだ。また車体右の後方には、内部の機材と繋がったパッチパネルが埋め込まれている。これまで社内の機材との接続には車体の扉や窓を開けてケーブルを取り回す必要があったが、この弐号機が完成した暁には、スタジオブースのように密閉空間で配信などの作業が行なえるようになるので、天候などに左右される心配が少なくなった。

取り付けられたパーツの数々を解説するパネルも用意されていた

 今回のお披露目時点では映像配信用に使用する機材を収めるラックが設置されているのみだったが、ブーススタッフによると長距離での移動にも適した居住環境を構築していくという。運転席のシートも長時間の長距離運転を想定してバケットシートタイプのものを採用しているほか、視線を動かすことなくナビゲーションの支持をヘッドアップ・ディスプレータイプのパイオニアのサイバーナビを搭載しており、ニコニコの名前に恥じることない、サイバーなドライブシートとなっていた。

右側のリアサイドに埋め込まれていたパッチパネル。今回はプラスチックカバーとなっていたが、完成版ではシャッタータイプなどで隠れてしまう予定だ

車内はまだガランとしていた

SKBのハードラックケースには、ブラックマジックデザインの映像機器などがすでに組み込まれていた

ドライバーシートのデザインもクール

ヘッドアップ・ディスプレーの映写用の機材。体験したことがないので気になる

前方のドライバーシートのドアを開いたらご覧のような装飾が施されていた。シャレオツである!

超車載ガレージブースでは、ニコニコカーも展示中

首都高の事故を減らすプロジェクト「東京スマートドライバー」も超車載ガレージブースに出展していた

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