いきなりだが説明しよう! 「ニコニコカー」とは、日本各地で開かれているニコ動系イベントを訪れて、その様子を公式配信したり盛り上げるための車だ。
元祖となる初号機が誕生したのは2011年。ハイエースをフォルクスワーゲンタイプ2風に改造し、ニコニコ技術部の「また御社か」で有名なtap さん(関連記事)が痛ラッピングした。2012年には、幕張のニコニコ超会議や全国ツアーのニコニコ町会議、各地の花火大会を点々と移動して、地球1週以上の距離(だいたい4万kmですな)を走破したという。
その初号機に次いで、今年3月、超会議2の発表会で弐号機の制作が発表された。協賛のトヨタから提供された「ハイエースグランドキャビン」をベースに、ハイエース専門店の「FLEX」がカスタマイズ。ユーザーから募集したデザインをあしらって、4月末、ニコニコ超会議2にてお披露目した(関連記事)。7月以降は、ニコニコ町会議の全国10会場(うち2会場は台風で中止)を訪れて、ニコニコカー神社として来場者を生中継していた。
カスタムを手掛けたのはカーオーディオ専門の職人さんで、痛車はこれが初。制作が押してしまい、超会議前は半月ぐらい車に住み込みながら作っていたという。匠によれば、「サイバーというコンセプトを元に、いろいろな意見やパーツを見て、自分なりにまとめた感じです。外観は『シャア専用の色』といわれたので、最初はシャアザクっぽかったですが、ラッピングしたらエヴァになりました(笑)」とのこと。
実は筆者は、町会議の8会場を全部取材してきたのだが、なんとなく神社の車があるなーという認識で、弐号機の詳細について知らなかった。しかしよくよく話を聞いてみると、最強の生放送配信車を目指して作られたとのこと。「一体、どんな設備を持ってるのか、これは取材せざるを得ない!」と、現物を見てきましたよー!
