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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第38回

ARROWS、AQUOS、STREAM、春のXスマホの速度対決

2013年04月22日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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スクロールテストは
STREAM Xが抜け出す

 まずはスクロールテスト。あらかじめGmailに500通受信し、縦スクロールを行ない、もっとも早く500通目に達した機種を勝者とする。テストは片手操作で3回、最速値と平均値を掲載している。

  ARROWS X AQUOS PHONE Xx STREAM X
最速タイム 29秒91 11秒85 7秒89
平均タイム 33秒93 12秒55 9秒30

 10秒を切ったのはSTREAM Xのみ。最速7秒89、平均9秒30はこれまでの最速が5秒31のG'zOne TYPE-Lなので、非常に高速とは言えないものの、全体的に見れば速いほうの機種になる。スクロールの後半に一瞬止まることがあるものの、本体幅がスリムで片手操作しやすい印象だ。

 続いたのがAQUOS PHONE Xx。この機種はとにかくスクロールが滑らか。AQUOS PHONEらしい快適なスクロールで、引っ掛かる、止まるということが無い。スクロール中も若干スピードがゆっくりになる程度。表示を省略することがないので時間こそかかったが、指を早く動かしてもスクロールがピタリと追従しているように感じられ、気持ちいい。

 ただし片手操作では指の腹がうまく画面に触れないことがある。これは本体サイズのせいだろう。ARROWS Xになるとそれがさらに頻発する。

 そのARROWS Xだが、スペックを考えると残念な数字のうえに、歴代でもワースト。スクロールが細かく止まり、なかなかスムーズに下へ進んでいかない。スクロールが「進み過ぎる」と感じている人にはいいかもしれないが、このテストはいかに早く過去のメールに到達するかを測っているので、評価が下がるのはいたしかたないところ。

 また本体サイズも影響している。前述の通り指の腹が画面にピタリと触れない。そのせいで指をスライドさせても反応が悪い。そこで両手入力に切り替えてみると最速24秒45。これでも遅いが片手入力よりは速くになる。

1回のスクロールが長く続くのは?

 続いて1回だけスクロールをして、何通さかのぼれるのかをチェックした。これも片手操作で3回テスト。長い時間、多くのメールを遡れれば、より滑らかな機種と判断している。

  ARROWS X AQUOS PHONE Xx STREAM X
1回スクロール
最長/表示数
2秒71/48通 2秒85/55通 2秒54/69通

 これは3機種とも良い勝負をしている。長くスクロールしたのはAQUOS PHONE Xxだが、多くさかのぼれたのはSTREAM X。ただARROWS Xもそれほど差をつけられてはいない。AQUOS PHONE XxはこれまでのAQUOS PHONEと比較すると若干成績は良くないが、全体で見れば3機種とも普通の位置付け。

 そこで両手入力でも比較してみた。ただ3機種とも3秒台/88~110通程度に収まり、3機種の片手操作よりは劇的に伸びたが、かといって歴代の機種では、片手操作で記録した6秒47/113通(SHL21/ISW16SH)が最速。両手操作でもかなわなかったことになる。

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