まかふぃーぶはじめました 第16回
ノマドワーカーも「マカフィー オール アクセス」1本で完全防備
Mac+BootCamp環境に最適なセキュリティを考えてみた
2013年03月01日 11時00分更新
MacBook Airでも楽々動作&ノマド中でも導入できる!
「マカフィー オール アクセス 2013」は、マカフィーのウェブページからダウンロード購入が可能。
購入時に登録したアカウントを使ってログインすればいつでもダウンロードできるという手軽さは、光学ドライブのないMacBook Airはもちろん、ウルトラブックなどのノートユーザーにはうれしいポイントだ。
OSを再インストールしたとき、マシンを買い足したときなども、「まずはマカフィーのサイトでダウンロードしとけ」と覚えておけば、メディアが手元になくても即座にマシンを守ることができる。
Mac版の容量は129.3MBとコンパクトなので、自宅の回線はもちろん、スタバのWi-Fiスポットを使ってサクっとダウンロードできる。インストールの最後にシリアル番号を求められるが、わからなくてもアカウント情報からアクティベーション可能。最近の製品は、気が利いていて使いやすいなと感じた。
肝心の機能についても、バックグラウンドでのウイルススキャンや、フィッシング詐欺から保護する「サイトアドバイザー」、迷惑メール対策といったセキュリティソフトの基本を押さえつつ、Mac版では新たに家族での利用時にマシンを保護する「McAfee Family Protection(マカフィー ファミリープロテクション)」をインストールして使えるようになった。
「マカフィー ファミリープロテクション」は、子どもなどに見せたくない有害なサイトをブロックしたり、オンラインゲームを制限したりする機能を持つ。
じつはこの機能、使い方によっては、子どもだけでなく、仕事に役立てることも可能。たとえば、ソーシャルネットワークへのアクセスを止めたり、業務時間はネットにつながらないように設定してネットの誘惑を遮断。集中して作業をするための機能として活用できる。
従来からの機能で使いやすいのが、アプリケーションごとにファイアウォールを設定できる機能。セキュリティレベルが高すぎると、肝心なアプリの通信をブロックしてしまうこともあるが、本製品ならアプリごとにファイアウォールを通す設定ができるので、使いやすさを維持したままセキュリティレベルを高められる。
フィッシングサイトを事前に察知する機能については、マカフィー独自の評価で、サイトの安全性を一目でチェック可能。具体的には、Safariのツールバーに安全度を示す表示が現われるようになる。
Google検索した際にも、それぞれのリンクに安全かどうかを示すアイコンが現われるので、フィッシングサイトへの訪問を未然に防ぐことができるのだ。
セキュリティ製品を使う上で気になるのが、システムパフォーマンスへの影響だ。「マカフィー オール アクセス 2013」をインストールして、システムを起動した直後のメモリー消費率は0.7%。速度低下が低下していることも感じられないので、これなら外出時での利用の際にもイライラすることはないだろう。
じつは、本製品にはもう1つのおすすめポイントがある。それはスマホ対応だ。とくにAndroidスマホはiPhoneと違って、インストールできるアプリの幅が広い。
個人がウェブページで配信している、いわゆる野良アプリも設定によっては入れることができるのだが、これにウイルスが混入している場合もある。仕事、就活、あらゆる方面でスマホが便利なのは、読者もご周知の通り。Mac、Windows、スマホの3つでウイルス混入を防いでしまえば、対策はほぼ完ぺきといっていいだろう。
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