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まかふぃーぶはじめました 第20回

電脳系物理排除型魔法少女「マカルージュ!」

魔法少女(物理)見参!第2話「その名はマカルージュ」

2013年04月27日 11時00分更新

文● 藤春都 イラスト●もち夫

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第1話はコチラ

登場人物紹介

イチト

謎の組織「HENTAIクラスタ」のリーダー。そのほか一切の素性は不明だが、組織名から類推できる系のあれな人。ある意味、俺たちの味方。


蓮(レン)

ショタ。以上。


ジルベール

金髪フランス人。……えっ、風と木の詩!? し、知らんなあ。


如月

無口な二枚目。一見常識人っぽいが、常識人はいい歳して眼帯はしないので、静かに厨二病をこじらせているのだろう。

陰謀の正体

「あれから数日、首尾はどうだ、ジルベールよ」

「ターゲットと接触してから数日、順調に口コミで広まっているらしく、無料サイトのアプリをインストールする女子高生の数は増え続けています」

「ふはははは、圧倒的ではないか我が軍は!」

「ねーねー、ところでどうしてわざわざ女子高生にアプリを入れさせたの?」

 蓮が尋ねると、リーダーは調子に乗っているせいか、お仕置きすることなく教えてくれた。

「ふっふっふ、お得な無料アプリとは真っ赤な嘘、あのサイトからダウンロードできるのはどれもマルウェアなのだ!」

「マルウェア?」

「ふっ、栄光ある我がHENTAIクラスタ(以下略)今回だけは特別に教えてやろう。マルウェアとは『悪意のこもったソフトウェア』というほどの意味だ。コンピューター内の情報を外部に漏洩させたり、別のコンピューターを攻撃したり、あるいはさらに別のコンピューターに感染しようとするわけだな」

「えーと……つまり僕の愛らしい顔に騙されてうっかりマルウェアを入れてしまった女子高生たちは、プライバシーが漏れ放題ってこと?」

「ははは、その通りだ。さあ女子高生どもよ、そのスマホから個人情報を山と送りつけてくるがいい!」

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